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A CERTAIN MR. DAISAKU JOBIM

ダイサク・ジョビンのオフィシャル・ブログ

9 Sep

秋なのか、夏なのか?

さて、一週間の福岡滞在から
そのまま一週間休みなくぶっ続けで働いてて、
おまけにちょっとの期間、
ひとり暮らし生活となるんで、
慣れないからスーパーでの買い物にやたらと時間がかかったり
(なんでもじいっと何度も何度も品物を見て、
ラベルを全部読んで、何を食べようかといろいろと想像して、
こういうのってひどく考える=考えたいんで
時間がかかります)、
自炊なんで料理作ったり食器洗ったり、
ベランダのお花や植物たちに水をやったり、
洗濯したり、なんやかんやで、
まったくひと息つくヒマがない。

8,9年前のひとり暮らしに逆戻りっていうか、
サンドイッチ、そば、うどん、
サンドイッチ、そば、うどん、
ときどきラーメン、
昼食はお弁当、サンドイッチ、お弁当、サンドイッチ・・・
ってな具合。
でも全然飽きない。
食への執着の無さ、
なるべく食以外のことに時間を費やしたい、
食費にはそんなにお金をかけたくない、
っていうことで、
これにカレーも加えて子供の好きな食べ物、
みたいな食生活になっています
(いやいや、時間を作って買い物に行って、
今週からはそれに加えて朝は納豆にしよう、
ってシンプルなものばっかだけど・・・)。


とはいえ、寝酒としてアブサン(合法のやつね)を買ってきて、
チョビッと飲んでから寝るのがひそやかな楽しみ。
まあ、ちょっと甘すぎて毎晩は飲めないんだけど、
ランボーとかボードレールだとかを思い浮かべながら、
しばしセーヌ左岸派の芸術に思いを馳せたりもして。

そんで週末には実家に行って、
ひさびさに家族全員が揃って、
兄の車でかっぱ寿司なるファミレス的回転寿司に初めて行った。
まあ、寿司とは名ばかりで謎の食べ物が出てくるんだが、
まあ、一皿105円なんでこんなものだろう。
東京街道と小金井街道がぶつかったあたりにあるんだけど、
駐車場待ちの車で渋滞なんか起こしていて、
おまけに入り口には50人ぐらいが待ってる!
現在の郊外のファミリー文化、生活の一端を
垣間見た気がしました。

家族全員といえば、
ひさびさに会ったウチの甥っ子はもうすぐ3歳、
1,2ヶ月会わないだけで、
もうフツーに喋る喋る、
成長のスピードに驚かされる。
見た目は4歳ぐらいだし(家系的にやっぱりデカい)、
そんでなぜだか叔父である私の大・大ファンで、
ずうっと付きまとっているのだ。

無償の愛、っていうか、
何もしないのにひどく懐かれるっていうのは、
小さい頃飼ってた犬以来なんで
なんだか不思議な気分になるけど、
人から好かれるのは悪い気はしないんで、
楽しく遊んでいた。

ようやく東京の生活や、ひとり生活の感覚を
戻る&ペースを掴めてきたんで、
ちゃんとした食べ物のメニューを計画的に考えたり、
福岡でグルメ生活をしてたんで、
またジョギングを再開して
体調を整えたりしようと思っているんだが、
社会、企業という視点で見ると、
今年度の上半期、つまり半分が終わって、
下半期に入ったわけで、
つまりは折り返し点に来たわけだから、
当初の計画のどこが予定どおりで、
どこが予定と違ってるのかとか総括をしたり、
じゃあ、目標達成のためにこれか半年は
どんなプランを立て直すのかだったり、
そんな節目なんで、
旅の疲れとひとり暮らしの疲れが取れないまま、
仕事がイジョーな忙しさで
何がなんだかわからんまま、
とりあえず目の前のことを
アタマを覚醒させて片付けてる毎日で、
でも、こういう忙しさ、というか、
現状分析、問題、課題の洗い出し、新たなアイデア、
アクションを立案し、実行に移す、
みたいな一連の動きは大好きなんで、
なんだかジェットコースターに乗ってる感覚みたいで
楽しいです。

まあ、ゆっくりと寝たい、
ゆっくりと本を読みたい、
っていうのもあるけど・・・。

サッカー日本代表のオランダ戦、
まあ、ぼちぼち楽しめたかな。
前半の鬼プレスは良かったんじゃないでしょうか。
そのオランダ代表の司令塔スナイデル、
レアルマドリーからインテルに移籍して3日後で、
いきなりスタメンデビュー、
それもACミランとのミラノダービーで、
ものすごいキレッキレなプレイでビビッたわ。

去年から前線が全員変わって、
エトーもいるわけだから、
まるでバルサのような高速パスサッカーを披露して、
それはそれは美しかった。

インテル対バルサ、とか、
インテル対アーセナル、とか観てみたい。

ちなみに、今シーズンは、
インテル、アーセナルはこれまでどおり注目しつつ、
チャンピオンズリーグ決勝は、
マンUでもバルサでもレアルでもなく、
チェルシー対インテル、そんで、
チェルシーが優勝、と予想(妄想)。
4 Sep

夏の福岡滞在 その3

早朝に物凄い雷鳴が。
1分おきぐらいに3,4回ほど。

バキバキ
ズドン!
バリバリバリ
ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン

という、東京では聞いたこともない響きなんで、
怖いというより、なんだかやたらと耳を惹きつけられた。
一発がバカデカいし、
そのあと20〜30秒ぐらいずうっと余韻というか、
エコー、残響音が残っているのがすごく不思議だった。
そう、東京はだだっ広い関東平野だけど、
福岡は海、ちょこっとだけ陸、すぐに山、
その向こうにちょこっとだけ陸、そんで山、その向こうは海、
という地形なんで、
山に木霊しまくっているわけだ。


夕方、私が福岡に行くと必ず訪れる、
大名にある古本屋へ。
もう、泣きたくなるほど見たこともない、
歴史関連の素晴らしいタイトルの本が
壁を覆いつくした棚にズラーっと並んでいるので、
毎回、アホみたいに買い込む。
で、今回もたっぷりと時間をかけて、
恍惚とした表情を浮かべながら、
遊びに夢中になる子供のように、
没頭して立ち読み、座り読みをしまくる。

で、邪馬台国や北部九州の遺跡、古代史関連の本を数冊購入。
大満足。


翌日。
さて、今回の旅の一番の目的は
レンタカーを借りて、
筑後〜肥後あたりに大量にある古墳群を巡る、
ということだったはず。
でも、暑さにやられたり、雨が降ったり、
あと、なんだかグッタリと疲れてしまったんで、
結局次回、もうちょい気候が過酷じゃないときに
実現させることにした。
寝る前だとかずうっと
遺跡観光案内の本と福岡&熊本の地図を開いて、
シミュレーションしてたんだけどね。
まあ、あと全然知らない土地なんで、
まず高速はどこから入るかだとか、
どの道を行けば到着するかとか、
まったく感覚が掴めなかったんで、
イマイチ気が乗らないっていうのもあった。
道路事情は関東と全く違うし、
土地勘も全くないんで。


ということで、
昔チラッと夜に散歩しただけで
まだちゃんと見たことのなかった福岡城跡に
猛暑のなかバスに乗って繰り出した。
天守閣とか建物はほとんど残ってないんだけど、
石垣は見事で、
一段目、二段目、とグルグルと歩きながら登っていくと、
三段、四段とついに天守閣跡へ。
随分と高くて、福岡市が見渡せて
最高のロケーションです。
デカくて立派なお城ですね。

それから裏側方面へ降りていくと、
フツーに若者たちが昼間っから
バーベキューをやって大騒ぎしていて
微笑ましかった。
あんなに激しくハイになって遊ぶ若者って
東京じゃ見ないもんなあ。
というか、東京と違って、
福岡の歴史的遺跡は管理がアバウトで、
まあ、しっかりと管理して
観光で稼ぐ、みたいな東京とかの発想が無いのだろう。
なんだか、そのほうが逆に、
歴史が現代に繋がっている、という
リアルな感覚を得るんで生々しいくていいんだけどね。
ただ、朽ちていくに任せていると
取り返しがつかないことになるんで、
まあ難しいところだな。

福岡城内、平和台球場跡にこうろかん、
っていう、中国や朝鮮からの使者を迎える
場所が見つかって、
その展示館が面白かった。
まだ発掘は続いてるんだけど、
その発掘現場をそのまままるまる屋根で囲って、
展示館、と謳っているところがスゴイ。

発掘現場なんて見たこともなかったから、
間近で見ることができてよかったです。
この発想もスゴイよなあ。

で、歴史観光ガイド本で見つけた、
毎週土曜日だけ公開するという
福岡城外堀跡っていうのが、
大きな道路の地下にあった。
フツーに歩道にちっちゃなドアがあって、
そこからちっちゃな穴を急激な階段で降りていく。
そうしたら、まあ元寇防塁跡に続いて
たいしたことのない数メートルの石積みが残されている。

で、その狭い空間にオッサンがひとり管理人としているんだけど、
さらっと見た後帰ろうとしたら、
壁に張ってある地図を指差しながら説明が始まった。

福岡城の現在までの歴史とか、
当時からの土地利用の変遷&海岸線の変遷とか、
隣の大濠公園は海だったところを
そのままお堀にしたとか、
お堀は現在の天神駅ぐらいまであって
中州の那珂川まで繋がっていたとか、
全然知らないことを教えてくれて楽しかった。
まあ、でもさすがはおしゃべり好きな福岡人、
黒田長政の話から戦国時代の模様、
黒田如水が天下を取るかもしれなかったとか、
熊本はお城を自慢しているがこっちのほうが
規模も大きくて九州一だし建造も同時期だしとかいう
ローカルなライヴァル話(笑)とか、
一方的に話し続けて30分ぐらい全然終わらなかった。
さすがは福岡、オッサンも話まくる文化なんだなあ、と。

お城を見た後はその裏側の六本松までバスで行って、
これまたキョーレツな古本屋で過ごす。
ホント、東京では見たこともない
魅力的なタイトルの本ばかりがズラーっと並んでいるのだ。
おまけに、神保町の半額か三分の一ぐらいの
良心的な価格設定になっているのも素晴らしい。

ここでも古代史関連の本を数冊購入、
地下鉄で薬院に戻って、
今回の目的のひとつである、
だるまラーメンを食べる。

美味い、んだけど、
以前何回か来たときは、
秀ちゃんよりもだるまがサイコーと思ってたんだけど、
今回は秀ちゃんのほうが美味しかったな。

これで、古墳巡り以外は、
だいたいひととおり目的達成できて良かったです。


最終日は、
義理の姪っ子の初のバレエ発表会に行って、
気軽にフラッと行ったんだけど、
くるみ割り人形が意外と面白くて楽しめた。
小さい頃、一度観たことあるけどあんまり覚えてなくて、
なんか優雅で華麗な動きと、
笑顔がみんな印象的だったな。
西洋クラシックバレエのスタイル、マナーだと思うんだけど、
その表情と動きにすっかり魅せられてしまった。


・・・ということで、約一週間の福岡滞在は、
食べて、観て、古本買って、と存分に遊びました。
東京の暮らしを一切忘れ去り、
後半からは福岡人特有のポーっとした
弛緩したイイ感じで過ごせたし。
ゆっくりのんびりと過ごすこと、
東京ではなかなか難しいかもしれんけど、
その感覚を身体に心にこのタイミングで
インプットできたのは、
いいリフレッシュになりました。


月曜日の早朝5時半に起きて、
朝早い便に乗り込む。
どうやら東京のほうは台風が近づいていたみたいで、
もう一本遅かったら帰れなかったかも。
紀伊半島上空ぐらいから
スチュワーデスさんも含めて乗客全員シートベルトで
トイレに立つのも禁止、
それから30〜40分ほど、
断続的に飛行機は揺れてオイオイって思ったけど、

飛行機は揺れますが航行には全く問題はありません
もし着陸が困難な場合、
数回、進入を試みることがあるかもしれません

って、スゴイことになってきたなあ、と思いつつも、
意外とアッサリと着陸。
外は土砂降り、滑走路は湖になってる、
寒い、長袖着てんじゃん、みんな、
南の暑〜い国から、
東のおっきな大都市に戻ってきたとさ。

終わり。
3 Sep

夏の福岡滞在 その2

天神をブラブラします。
人の数が多くないんで快適です。
それで、なんていうか、美学というか、
町並み、お店、いろんな細かいところが
すべて洗練されているわけです、この街は。
デザインにしろディテールまで
美学が浸透しているというか。
ちなみに、男も女も美しい。
ポーっとしていて、弛緩していて、
そのあたりは南に来たぞ、と強く実感する。
この国(筑紫ね)には、
ストレスという言葉の意味など
知らないで日々を過ごしている人ばかりなんじゃないか、と。
まあ、それは言い過ぎだとしても、
東京の街とは圧倒的にその弛緩の度合いが違う。
誰も眉間に皺を寄せてないし、
険しい表情でセカセカとツンとして歩く人は
ひとりもいない。
みんなゆっくりのんびり、
ポーっとした表情で
身体の力を抜いてスマートに歩いている。

本屋に行って福岡歴史観光に詳しい本と、
熊本県の地図を購入。
筑後、そしてそのさらに下にある熊本の
古墳、前方後円墳群に行くのが
今回の旅のひとつの目的でした。

で、夜は今回の目的のひとつである、
九州の刺身を食す、ということで、
お寿司をたらふく食べる。
美味しかった。
しょうゆが甘いのです。
全体的に南なんで料理どれも甘い味付けなのです。
それも美味しさの理由のひとつでしょう。



翌日。
大宰府まで。
東京で見逃した阿修羅展が福岡にちょうど来ていた。
九州国立博物館っていうバカデカい建物が
最近建ったのです。
市街中心地から電車で20分もしないぐらい、
水城跡(1500年前ぐらいに
大陸勢力から、あるいは、
本州の新興勢力から?守るために築かれた
土の大きな防壁と、
その前後には深い堀を掘って水を溜めていた)を
電車の中からちゃんと確認しつつ、
筑紫平野と山がぶつかるところなんで、
緑がいっぱいで気持ちいい場所でした。

阿修羅展では、結構ひとつひとつの像が
デカいしカッコよかったのは想像以上だった。
あんまり期待せず、
軽い気分でチェックするかぐらいだったんで。
特に、悟りを開いて空の意味を知ったお坊さんたち
(名前を失念)の像の達観して柔和な表情の数々が
なんだか個人的には一番ショッキングかつ、
印象深かった。

夜には今回の旅の目的のひとつ
(ってほんとグルメネタばっかなんだけど・・・)、
薬院の中華料理屋さん。
これが・・・これまた大きなショックだった。
その水餃子のあまりの美味しさに。
バカデカくて中身たっぷりで肉汁の量がハンパなくて
ジューシーなんだけど、
全然重くないという、
もう芸術作品レヴェルの一品。
餃子以外の食べ物もいちいち味付けが絶品なわけで、
こりゃ人気店だよな、と納得する。
そう中華料理ってところもそうだけど、
やっぱり中国が近いのだ、ここは。
で、なんかの本とかでいろいろ読んだけど、
倭といわれていた人たちは、
三国志の時代の魏呉蜀の呉の国
(南の沿岸の人たち)が
国の意識とか特になく、
北九州の西側にどんどん住み着いたのでしょう。

もちろん、古モンゴロイド(縄文人)もいただろうけど、
そこに倭の人たちが船でやってきて住み着く、
その人たちが中心で、そこに朝鮮半島から渡ってきた
百済や新羅の人たち(渡来人ね)、
あと下のほうからは黒潮族、
つまりタイとか台湾とか沖縄とか南方の人たちが
南九州に渡ってくる。

なので、古モンゴロイド、
呉の倭人、百済などの現韓国の人たち、
新羅や高句麗なんかの北方騎馬民族系の人たち、
南方(東南アジア方面)の人たち、
が混血しまくって、
この北部九州人、つまり、
日本国の原型となる社会が築かれたのだろう、
ということを、
いろいろなところで散見したり、
実感できたのが今回の旅の何よりの収穫だった。

なんでオレはこんな日本人離れした骨格と体格なんじゃい?
という疑問も年を取って知識や見解が深まるにつれ、
だいぶ解明できてきた。

その、なんつうか、
中華料理屋で働く中国人たち(いっぱい)と、
お客で来ている福岡人たち、
の間にそんなに差が見られないのが
いちばん衝撃的だった。

ウチの母親(福岡人)がその厨房に混ざっていても、
全然違和感がないだろう、という。

なので、古代史を突き詰めていくと、
やっぱり中国史まで辿り着いてしまうわけです。
秦の始皇帝や三国志から
まずはやっつけるか。

長くなったので第三弾はまた次回。
2 Sep

夏の福岡滞在 その1

先週一週間は、福岡に滞在していました。
夏休みのバカンスです。

いつもはスカイマークだったんだけど、
ANAの旅割っていうので行ってみた。
マイレージがあるし、
あ、そういえば機内でドリンクサーヴィスもあったんだ、と。

夕方のフライトだったんだけど結構晴れていたんで、
丹後半島や出雲の湖とかがハッキリと見えてコーフンしました。
ホントに地図どおりの形をしていたので。
そういえば、昔、福岡から沖縄に旅のハシゴをしたことがあって、
そのときも鹿児島を真上から見て、
ハッキリと桜島とかも見えて楽しかった。
そんなこんなで一時間ちょいであっという間に九州島へ到着。
福岡は空港が街の真ん中にあるんで、
志賀島が見えて、能古島が見えて、
観覧車や福岡タワーもバッチリ、
そんでヤフードームの横あたりから陸に低空飛行で侵入していって、
市内がすぐ真下にハッキリと見えるからいつも楽しいです。

羽田の場合は大体、
海と船と工場ぐらいしか見えないから、
そんなに楽しくはない。

で、お腹がすいてたんで、
いきなり秀ちゃんラーメン。
ひさびさに食べたけど、
やっぱりウマイ!
私の福岡のお楽しみのひとつです。


翌日は、村上龍の小説、半島を出よ、の舞台である、
百地浜あたりにバスで行きます。
小説の実際の舞台をバスで通っていくんで、
ちょっとした観光ツアーっぽくてコーフンしました。

そんで、福岡市博物館へ。
他の博物館とか資料館とかもそうなんだけど、
福岡、九州にいると、
そこは東京を中心とする現在の日本というよりも、
中国文化圏というバックグラウンドを持っていて、
視点はいつも東ではなく大陸を向いている、
ということを感じる。

ちょうど大モンゴル展をやってたんだけど、
史上最大の帝国だったこともあって、
西洋(キリスト教)、中東(イスラム)、東洋(中国〜仏教)
という三つの大きな文化、文明が
どんな立ち位置で、どんなふうに影響を与え合っていたかがわかって、
とっても興味深かった。

常設展示では、念願の金印のモノホンをついに見ることができた。
で、その金印もそうなんだけど、
九州、福岡という場所、土地の歴史は、
常に大陸と関連して流れてきたということが
ハッキリとわかるから面白い。

本州島のお話はほとんど出てこない、というか、
福岡から見れば、
畿内も関東もどっか奥のほうの辺境、という
感覚がよくわかる。
なんだか、これまで漠然とは感じていたものの、
今回の滞在ではそれの確認、
地政学的な感覚が主なテーマとなっていったから不思議だ。

博物館を出て、ちょっと歩くと元寇防塁跡がある。
これも前々から見たかったもの。
で、実際のところは、ほんの10メートルもない長さで、
地面に長方形の穴が開いていて、
その側面にちょこっとだけ石塁があるだけだったんで、
なんだか拍子抜けしてしまった。
でも、実物を確認するのも大切だし、
ホントに当時の筑紫の人たちが
モンゴル帝国軍が攻めてくるのをビビッていたんだな、
ということを感じられただけでも面白かった。

帰りもバスにて薬院まで帰宅。
福岡市街は、バスと地下鉄と徒歩で
簡単に移動ができるんで、便利な作りだ。
ちょっとロンドンのことを思い出した。


・・・え〜、長くなったんで、続きは次回に。


22 Aug

ちょっと遅れた夏休みのお楽しみ

月曜日より一週間とたっぷり、
夏休みを取ります。
こんなに長く夏休みを取るのは十何年ぶりかなあ。
25歳のとき、
サンフランシスコ、ラスヴェガスの
友人を訪ねつつ、
そこからNYまでアメリカ大陸を友達と車で横断して、
またNYで一週間ほど友人宅でお世話になった、
あの長期休暇以来かなあ。

まあ、ひさびさに福岡に長期滞在するんだけどね。

秀ちゃんラーメン、だるまラーメンをマストでしょ、
あと鉄鍋餃子、九州の海のお寿司も楽しみ、
それとどこの神社と前方後円墳を訪ねようかと、
ここ数日はじいっと福岡の地図を熟読中。

博物館とか遺跡とかも行きたい。

まあ、とりあえずは、楽しんできます!!!
21 Aug

今年の夏

やっぱり週末のサマソニ遠征三日間もあって、
三週間ぐらいノンストップで働いてたんで、
ほどほどに暮らしつつ、ちゃんと休息は
取らないとなあ〜、と反省しています。

なんだか仕事して、
暑さであんまりちゃんと睡眠を取れず、
の繰り返しで、
すっかりグッタリと夏バテしてしまいました。

ということで、
先週末はひさびさに休みがあって、
ひさびさに実家へ。
甥っ子に2,3ヶ月ぶりに会ったら、
随分と喋るようになっていて、
その急成長ぶりに驚かされる。
それに、顔ももう人間の顔に整ったというかなんていうか、
小学校ぐらいの頃の兄貴にソックリになってきて、
なんだか笑えるのだ。
あと、ずうっと、大ちゃん!大ちゃん!と、
やたらと叔父である私のことがお気に入りみたいで、
なんだか不思議な気分になる。

なんていうか、無条件に人に好かれる、
ってことはなんだか不思議だ。
もちろん、イヤな気分なんかになるはずもなく、
こちらも無条件に愛おしさが生まれてくる。
これが、血の繋がった家族、親族といったものなんだ、
と感心する。

親父の病院を出て、
去年と同じように、
兄貴の車でみんなで西武園の花火を見に行く。
西武園はわりと実家から近くて、
小さい頃はよくこの夏休みの花火大会に来ていた。

で、凄いなあと思ったのは、
西武園に入園するまでもなく、
その周辺の、例えば、競泳場の立体駐車場なんかも開放して
(というかしっかりと駐車料金を取って)、
ものすごい車の数で、
みんな近所の人たちが花火を毎週末観に来る。

で、今年はその立体駐車場の横に、
大きないなげやのショッピングモールみたいなのが出来てて、
その屋上の駐車場までもがいっぱいになってて、
その地方地方の文化というか、
生活スタイル、娯楽の形があるんだなあ、と感心してしまった。
もちろん、東京郊外で生活するヤングファミリー層の
生活スタイルみたいだ。

でも、それだけしても、見る価値のある花火大会。
都心だと物凄い人の数でグッタリしつつ、
結局そんなに近くまでは近寄れないってことになるが、
その駐車場にもサッと入れて、
目の前でバカデカい花火がドンドン上がっていく
その迫力は凄いものがある。
その低音は空気を圧迫して身体が後ろにつんのめりそうになるぐらいの
衝撃波を発生するし、
視界いっぱいに広がる花火を見ると、
思わず、ウワァ〜と声を出してしまうほどの見事さ、
見応えがあるので素晴らしい。


さて、ちょっと余裕がようやく出来たんで、
昨晩はサングリアを片手に、
エールディビジ、オランダリーグで活躍する
本田圭祐の開幕3試合連続ゴールを
YouTubeでじっくりと観戦。
スゲエ!
そんで、世界中で行われているサッカーの試合が
これでもか!とアップされてるんで、
夢中になっていろいろな試合のダイジェストを観戦してた。

・・・凄い時代になったもんだ。
これじゃ、民放でサッカーニュースやらなくなるよなあ。

眠くなるまで司馬の「この国のかたち」を耽読してから就寝。
そして、朝方にやっぱり二回ほど暑さで目が覚めたんで、
今日もなんだかあんまり疲れが取れず、という感じです。

早く夏が終わってほしい、なんて、
生まれて初めて思った次第。
20 Aug

千葉探訪

ちょっと何かと忙しくてハードな日々でした。

二週間ぐらい前のお話だけど、
今年もサマソニへ。

今回も去年と同じヘマをして、
東京駅までメトロで行って、
京葉線は始発から座って行こう、
と考えたわけだけど、
東京駅内でメトロから京葉線のホームまで、
延々と歩かされる。
ホント、15分か20分以上、歩かされた。
ちゃんと路線検索の結果を信じて、
どっかで早めに乗り換えて、
八丁堀とか新木場までメトロで行けば
早く快適に行けたのに・・・。

さて、クソ暑い幕張に着いて、
去年は初めてで右も左もわからず、
歩き回っているうちに終わってしまったんで、
今年はちゃんとライヴを観ました。

とはいえ、あまりの暑さだったんで、
早くから外へ行くのはあきらめて、
空調がある程度効いているメッセ内を移動するだけです。

三日間開催になったからか、
お客さんが随分と少なくて快適。
去年は行列ができていた焼津のまぐろ丼も
5分ぐらい並んだだけで食べられた。

一日目は特にお目当てはなかったんで、
淡々と気楽にいろいろなライヴを観ます。
スミノフのガラナ味とジンジャー味がやたらと美味しくて
グビグビ飲んでいました。

フツーに22時ぐらいに退却。
今回は、京葉線で東京方面とは逆、
さらに千葉の奥地へ向かう作戦をとったんで、
ラクラク座ってまずは蘇我駅まで。
そこから内房線というローカル線に乗り換えるんですが、
外房線っていうのも同じホームにあるんで、
実際、一度違う方面の電車に乗ってしまい、
発車寸前に気づいてスレスレで乗り込みます。

そこからは、真っ暗な中、二つほど乗って八幡宿という駅で下車。

な〜んもない、人もまばらで、真っ暗な町。
ちょこっと歩いてビジネスホテルへ。

で、朝起きてから、
ホテルと駅の間にある神社に立ち寄ってみる。
これが、ちょっと行く前に調べておいたんだけど、
かなり古くて、一宮でもあるらしく、
鬱蒼と覆い茂るなかに、摂社もいっぱいある、
非常に雰囲気のいい神社で良かった。
その向こうはもう埋立地と工場なんで、
昔はこの神社が海岸線沿いにあったんでしょう。

さて、そっからふたたび幕張へ。
外の風景は、なんていうか、
東京郊外のベッドタウン的、
新しい一軒家が延々と建っている風景。
でも、なんていうか、ただ人がいっぱい住んでいるだけで、
ちょっと殺風景な印象を受ける。
殺風景といえば、蘇我から京葉線に乗り換えて
幕張まで行く風景、特に
海沿いの埋立地に延々と建ち並ぶ団地とマンションの
人工的な風景には気が滅入ってくる。
あんなところに住んでいたら、
そりゃ、族になったり、凶悪犯罪を起こしたりするだろ、
なんて思う。
緑多い武蔵野に育った者としては、
ちょっとああいう文化の匂いのしない町は
恐ろしく感じられる。

二日目も結構、いろいろと観たんだけど、
この日もやたらと暑かったんで、
マリンスタジアムやビーチステージはあきらめて、
メッセ内の3つのステージを行ったり来たり。

エゴラッピン〜ジョーンジェット〜エルヴィスコステロ〜スペシャルズ
っていう楽しい一日でした。
ただ、ラストのスペシャルズのときは、
一日中コンクリートの上を歩き回っているんで
足と膝が異常に痛くなってたのと、
暑さとで、
熱中症気味+疲労困憊で
後ろのほうで寝そべりながら観てた。

それぞれメッセのいちばん端っこまで行けば、
会場後方のスペースが空いてるんで
ゴロンと一休みできることに気づいて、
結構、ちょこちょこと休息を取っていた。
でも、やっぱり千葉の暑さのなか、
一日中、外にいるっていうのはかなりしんどい。

フラフラになってきのうと同じ道程でホテルへ帰る。

そんで三日目。そう、10周年ってことで三日間開催なのだ。
止せばいいのに。過酷すぎる。

すっかり、過労でボロボロだったんで、
ホテルの前にあった漢方薬湯と謳う大きな銭湯に立ち寄る。

中では、髪を短く刈り上げて眼光鋭い、
引き締まった身体つきのオッサンたちが数名、
薬湯〜水風呂〜イスでしばらく休息、、、
を繰り返してたんで、
郷に入らば郷に従え、ってことで、
彼らおそらく地元の漁師であろうオッサンたちの後を追って、
数回、それを繰り返す。
薬湯は気持ち良かった。

で、駅へ。
そうそう、電車がねえ、
小さい頃に見た京浜東北線だとかそんな感じの
レトロな電車で、
なんていうのか、ボックス型の席と現在の電車みたいな
窓沿いに横並びの席が混在してて、
味わい深い感じなのだ。

そんで、ウンザリする埋立地の風景を横目に、
グッタリしてたんで、会場に着いたら
涼しいコンクリ上でさっそく横になってぶっ倒れる。

もちろん、この日もクソ暑いんで、
だんだん具合が悪くなってくるが、
会場を出て、新木場へ移動する。
なんだかその時点で意識が朦朧となって、
完全に熱中症の症状が出てたんだけど、
新木場のWORLD HAPPINESSへ移動した。
この3日間、ちゃんと水とかポカリスエットとかの
1リットルボトル片手にこまめな水分補給してたんだけどねえ。

会場内の端っこの芝生の上でぶっ倒れて、
しばらく寝込んでいた。
けど、聞こえてくるキリンジ兄の新バンド、
グラノーラボーイズ?の音は良かったなあ。

ラスト2バンド、相対性理論になって目を覚ます。
もう日も暮れてたんで、だいぶ過ごしやすくなってた。
相対性理論は、まあヴィジュアル的に何があるってわけじゃなく、
若者4人が突っ立って演奏してるだけなんだけど、
かなりひねくれてマニアックなサウンド構築なのに、
メロディがどポップ、超キャッチーっていう
そのバランス加減が人気の秘密ってのが確認できた。
あと、やくしまるえつこのキュートな歌声ね。

そんで、ラストのYMOなわけだけど、
疲労困憊だったんであんまり覚えていません。
ただただとにかくベッドに倒れたいって感じだったんで。
去年は4,5曲だけだったけど、
アンコールも含めてかなり本格的なライヴを披露していた。
いつ聴いても最先端なことをやってる、という印象です。

新木場駅までは人がいっぱいなんで超渋滞するんだけど、
信号待ちのときにグタッとよろけて、
こりゃ相当疲れてるぞ、と思ったら、
どうやらそのタイミングでかなり大きな地震があったみたい。

メトロを乗り継いで、千代田線に乗ったときには
気分的にホームに帰ってきた気分で、
なんだか気がラクになった。
思うに、サマソニはライヴはいいんだけど、
あの場所、ロケーションやシチュエーションが
フジロックとは全然違って結構過酷だよなあ。
まあ、一日だけ、とか、
二日でも、半日だけ、とかぐらいがちょうどいい
楽しみ方なんじゃないでしょうか。
埋立地で三日間過ごしたっていうのが、
なんだか気分的に良くなかったと思います。
生まれてから一度も、
武蔵野台地から離れて暮らしたことがないもんで・・・。
6 Aug

熱帯夜

熱中症みたいになってたのか、
夜中に暑くて目が覚める。

しばし、扇風機に当たって身体を冷やす。

で、朝方、また暑さで目を覚ます。

しばし、扇風機に当たって身体を冷やす・・・。


なんだか、ちゃんと睡眠が取れなくて、
具合がよろしくない。

寝る前にもうちょっと
冷水を浴びて身体を冷やしておけばよかったのか?

体温調整がなかなか難しい季節ですなあ〜。


・・・明日から数日間、幕張に出張です。
出張っちゃあ出張です。

サマソニの取材です。

暑さ対策、どうしよう・・・。
5 Aug

夏バテ気味なので、寝転びながらじいっと司馬を読む

暑さで身体にダメージがきてるのか、
やたらと寝ています。

で、やることといえば、
寝る前に司馬遼太郎の「この国のかたち」を
眠くなるまで耽読すること。

最近は、明治から昭和40年代ぐらいまでに活躍した、
日本の巨人たち、
その発想のデカさや大胆な行動、
懐の深さ、大きさへの興味が強いです。

まあ、それだけ、
現代の日本人がみみっちくこじんまりとしていて、
あんまり興味をそそられないっていうのもあるんだけどね。

最近は、田中清玄っていう、
なんていうか、右翼の大物というか、
児玉誉士夫みたいな闇のフィクサーみたいな人のことも知って、
とにかく思慮深く、かつ大胆に
生きていきたい、と思う今日この頃です。
4 Aug

バルセロナ

・・・といっても、
WOWWOWの無料放送で、
俊輔の移籍したエスパニョーラ対リヴァプール
のプレシーズンマッチ観戦のことです。

新スタジアムの杮落としってことで、
エスパニョール、気合の入った、いいプレイをしていました。

デラペーニャの前半のキラーパスの数々は、
ジダンかバルデラマか勢いのあった頃のヒデかよ!
っていう、それだけで楽しめる芸術的プレイ。

そんで、ご当地バルセロナの人たちの、
楽しみ方が羨ましいんだよなあ。
もう、ちょっといいプレイがあったら大騒ぎ、
とにかく一秒でも楽しんでやる!っていう、
あそこで観てたらたまらんものがあるだろうなあ、と
羨ましかったです。

そういえば、
初めての海外旅行、20代前半に
アメリカに行ったときに、
よくここまで徹底して楽しもうと思うスピリットに
圧倒されたというか、
なんだか価値観とかが変わったときのことを思い出した。

楽しむこと。
何よりも、それを優先すること。
東京でボーッと生活していると忘れがちな
この感覚を思い出させてくれた、
バルセロナでのサッカーの試合でした。
3 Aug

暑い・・・ので家でじいっとして過ごす

夜中というか早朝というんでしょうか、
身体が熱を持っているので目が覚めて、
しばしの間、扇風機で冷やしてからまた寝る、
という日々が続く。

なので、なんだかあんまり快眠できてない。

それはそれとして。


そんなに忙しくなくて、平和な日々を過ごしてる。

関裕二の新刊「伊勢神宮の暗号」を読破。
まあちょっとは新しい見解があるけど、
あんまキレがなくなっているなあ、という印象。
いよいよ、謎だらけの日本の神様たちが
かなり整理整頓されてきている、
というところは面白い。


スカパーで大島渚監督の「夏の妹」というATGの映画を観る。
沖縄返還直後のオール沖縄ロケ、ということで、
私の生まれた年のことなんだけど、
37年前の風俗というか、感覚というか、
それがエキゾティックで、
ほんのちょっと前の日本は随分と違ったんだなあ、と。
というか、この37年で、
どれだけこの国の感覚は変わってしまったんだろう?
というところにひどく興味を引かれる。

なぜだか最近、古代だけじゃなくて、
近現代史も気になってきている。
特に、団塊の世代っていう連中が
この国に何をしてきたのだろうか?
その結果、われわれの世代は
どんな境遇に置かれているのだろうか?
ということを、
しっかりと把握しつつ、
今後の生き方の参考にしたいという思いが強い。


あとは、雨だったんでひたすらサッカーを連戦で観て過ごす。
しばしの休息のとき。
パスやシュートやランニングの数々に、
ものすごいヒントがいっぱい隠れているのだ。
だから人はいくら年を重ねてもサッカーに熱狂しつづける。

目の前に困難があって、それを克服しようとして、
それを克服したときに、
大きな喜び、熱狂が発生する。
目の前ではただボールを蹴ってるだけだけど、
それは私たちの人生のさまざまなシチュエーション
すべてと同じもので、
いつでも選択、トライ&エラーの繰り返しで、
喜んだり悔しがったりして、
人生は続いていくのだ。
29 Jul

汗をかく

朝、代々木公園をジョギングして汗をかく。
シャワーを浴びた後、歯を磨いてる間にまた汗をかく
(なのでまたシャワーを浴びる)。
通勤で汗をかく。
帰宅は徒歩にて汗をかく。
シャワーを浴びた後、歯を磨いている間にまた汗をかく
(なのでまたシャワーを浴びる)。

この1,2週間でゲッソリと痩せました。

もう夏なんですね。
28 Jul

昔のこと、今のこと、これからのこと

なんていうか最近の考察モードは、
昔はどうだったのか、
そんでこれからどうなっていくのか、
まあ、歴史を俯瞰して分析するっていうか、
現在地点をしっかりと把握して、
どこへ向かっていくべきなのか、
適切な道を探ろうという行為をしているのだと思います。


なので、週末に新宿の街に出掛けて買い物したりするときも、
新宿愚連隊の本を読んだこともあって、
新宿の街の歴史に思いを馳せたり、
小さい頃に見た街の風景と重ね合わせて眺めてみたりして、
街の構造とか、発展とか、時代に沿って、
どんなふうに文化とかが変遷していくのか、とか・・・。

夏休みっていうかフジロックがあって
サボってるのか知らんけど、
VMCでは10時間ぶっ通しで
80年代洋楽ビデオを流すという
手抜きな放送があったんだけど、
なんとなく暑かったんでゴロンとしながら観てたら、
その時代の空気感が濃密にパックされてるわけで、
80年代というとちょうど小学校〜中学校〜高校〜大学の前半ぐらいか、
その頃の気分とか雰囲気とかを思い出したりしながら、
時代考察を行いつつ、
どこでなにか変わって、
現在のこんな時代になっているのだろう、とかを、
経済的な観点からも眺めて頭の中で整理整頓したりしつつ、
でも、当時なにがなんだかわからんまま
ヒットチャートに耳を傾けていたわけだけど、
ライオネルリッチーは改めてやっぱりいいな〜とか、
A〜haはやっぱりしっかりとしたアレンジでポップだなあ、とか、
いろいろと気づかされることが多かったりもして。

で、何が言いたいのかというと、
時代の構造が大きく大きく変わっていっている最中なんで、
吹き飛ばされないように、
今後しっかりと適切な道を行きたいってことで、
一所懸命、日々、考えているわけです。

過去をしっかりと体系的に捉えられることで、
現在を明確に認識して、
未来の潮流をしっかりと把握しながら、
日々対処して生きていきたいもんだわ、と、
30代後半になって現実的に考える、
というか考え直すことをしたい、
という精神モードなのです。

不安とかそういうのじゃなくて、
ちゃんとやっていきたい、
生物学的に勝ち残りたいという生存本能が
発令されているのです。
22 Jul

大人なんでお金のこととかいろいろ考えてみる

まあ表題どおりなんだけど。

NHKでマネー資本主義っていう
4回連続の特集を見て、
経済に疎いんでいろいろ考えさせられることが多かった。

そんで、そこでちょこっとだけ出てきた
原丈人っていう人がなんだか気になって、
調べていたら、
ほぼ日で糸井重里と対談してて、
なかなか面白い人だなあ、と思った。

最近、そんな景気のいい話もなく、
刺激もそんなになく、という、
まあ平和な生活をしてるけど、
結構刺激になったな、この人のお話は。

お金だけじゃなくて、
まあ生きていくってことは
いろいろな複雑な物事のバランスの具合を、
自分がちょうどいいって思うように
調節していく、ってことだと思うんだけど、
まあ、インターネットビジネスが終焉するとか、
なんていうか、
ライフスタイル全体を見直す機会かなあ、とかも考えてたり、
そんな悩める年頃なのかもしれん。

あと、シンプル、って口にするのは簡単だけど、
実際、シンプルにするまでの過程自体が複雑だったりもするし、
ポイントはやっぱり発想、だとか、
イマジネーション、創造、とかに行き着くなあ、
とか思いを巡らせています。

なので、いろいろな刺激(情報)を受けながら、
日々、考える(アイデアがウチから出てくるのを待つ)、
という作業に終始している。

まあ、そんな時期なのです。
17 Jul

熱帯夜

早起きしてジョギングして、よく働いたし、
一日中暑かったんで、
グッタリして疲れきって、
よく眠れるなあ、と思いながら床に就く。

そんで、あっという間に、
足と腕に矢継ぎ早に空襲を受けて、
7ヶ所ほど蚊に刺される。
痒くて眠れない。

タオルケットに包まって
蚊の空襲から身を守って眠るが、
今度は身体が異常に熱を持って
暑くて寝苦しくて目が覚める。

もう、どうにでもなれ!と、
そのまま眠る。

見たこともない、終末的な地獄絵図、
おどろおどろしい薄暗い世界で、
次から次へと超巨大竜巻が襲ってくるし、
北斗の拳状態で、
知らない人たちが家に進入してこようとしてきて、
とにかく逃げ続ける、
疲弊する、グッタリと疲れる、
休む暇もない、恐怖との戦いの連続・・・

って、悪夢に魘されて目が覚める。

なんなんだ?とわけがわからないけど、
扇風機からの風と、
それで身体が冷えていたのが原因で、
そんな悪夢を見たようだ。

まあ、それ以外にも、
読んだ本とかネットの情報だとか、
寝る前にTVから聞こえていた音だとか、
いろいろな要因が重なって、
その情報処理に追われて、
脳はそんな夢で記憶を正常に戻そうとしていたみたいだけど。


さんざんで、
起きた瞬間からグッタリと疲れていて、
なんだかしんどいです。

夏です。

眠りが一番大事なものです、私にとっては。
16 Jul

今年も夏がやってきた

おとといの夜、徒歩にて帰宅中に
代々木公園横で初めてセミの鳴き声を聞きました。

同じくおとといの夜中、
蒸し暑くてなかなか深い睡眠に入れないなか、
蚊に10ヶ所近く刺されました。

きのう、あまりの暑さでちょっと具合が悪くなりかけたんで、
水分補給に気をつけていたら、
なんとか乗り切ることができました。

きのうの夜、徒歩にて帰宅中に
あまりの暑さに耐え切れずに、
缶ビールを買って歩きながら
あっという間に飲み干しました。

きのうの夜から、
あまりの暑さなので、
いつもの夏のように、
水シャワー、はじめました。

今朝、ジョギングで大量に汗をかいて、
熱中症対策スタート。
ゲソッと一気に痩せました。

いつものように、予定を立てる気がさらさらないので、
今週末が三連休になると、
今日になって知りました。

関係ないけど、
今朝シャワー後、汗がひくのを待つために
扇風機に当たっている間、
福岡県の地図を眺めて地理感を養っていました。

来月は、ひさびさに長期間、
福岡に滞在する予定です。

旅行です。
夏休みです。

超一流(?)、超一級品の神社と古墳を巡れる幸せ、
妄想を楽しんでいます。

あと、着いたらとりあえず超濃厚なだるまラーメンを食べたい。
あと、この年になってようやく好物になった
現地のお寿司を食べたい。

スキあらば、甥っ子を連れて、
九州でJリーグの試合を観てみたい。

まだ一ヶ月以上、先の話ですが、
夏ということで・・・。

その前には、
去年のデビューに続いて、
サマーソニック、今年は三日間丸々参加する予定です。

あとは、予定は、いつものように、白紙です。
14 Jul

ハリーポッターと村上龍

そういえば日曜日はテレビでハリーポッターを観た。
なんだかかなり宮崎アニメのパクリみたいなシーンが多いなあ、
と思いつつ、
空を飛ぶシーンとか、いろいろな
わかわからん生き物とかが出てきて、
子供ならずとも楽しめた。

もう、シリアスな人間模様の映画とか
すっかり観なくなったけど、
息抜きとして観る映画としては
やっぱりSFとかCGもの、
完全フィクションの世界は楽しいです。

サラッと村上龍の昭和歌謡大全集を読破。
これが刊行された頃は、
ちょうどハタチ前後かな?
龍作品は全部読んでたんだけど、
なんだかおばさんと若者が殺しあう、
というプロットを聞いただけで、
そんなに当時は興味がなくて、
抜け落ちてたんだけど、
読んでみたら、結構いろいろ面白いことが
描かれていて、
さすがは龍、
エンタテインしながらも、
いろいろと考えさせてくれる。

登場人物がその後、半島を出よ、
でふたたび登場するっていうのも
いま読んでみると複線としても楽しめる。


暑くて暑くて、
なんだかもうこの2,3週間、
全然朝早く起きることができず、
早朝ジョギングもサボりがち。

この湿気が思った以上に体力を奪っているのだろうか。

とはいえ、そろそろ身体がこの暑さに慣れてくるころ、
ちゃんとした生活を過ごせるように心がけよう。
13 Jul

加納貢、永ちゃん、司馬とかを聴いたり読んだりで人間についてしばし思いを巡らす

先週の後半は仕事が立て込んで、
おまけに矢沢永吉の原稿も書かなくちゃだったんで、
永ちゃんばっかり聴いてたんだけど、
ちゃんと全部は聴いたことなく、
改めていろいろな時代のアルバムを聴いてみると、
結構イケてるのね。
もうヴォーカリストとして、
やっぱりこの国のトップでしょ、という、
迫力とか、艶のある歌声にメロメロになるわけです。


加納貢の伝記を読破。
万年東一もかっこいいんだけど、
加納も新宿愚連隊の粋、懐のデカさが
かっこいいねえ。

決してヤクザではなく、
新宿の愚連隊は、なんていうか、
ハスラーとかビートニクとかみたいだな、
都市のストリートでハッスルして生きる男たち、
独自の美学を貫きながら。
いやあ、シビれました。


週末は、永ちゃんの原稿をやっつけてから、
司馬遼太郎と宮崎駿と堀田善衛の鼎談文庫本や
司馬の歴史エッセイをチラチラと読みつつ、
サッカーを観つつ、
村上龍のまだ実は読んでなかった
昭和歌謡大全集っていう小説も読んだりと、
のんびりと過ごす。

あ、あと選挙の投票にも言ったわ。
果たして、東京都政は今後どうなることやらと、
開票速報を観ながらしばし思いに耽る。

あとは、職場でちょっと衝突、というか、
人間関係で軋轢があったんで、
それについても思いを巡らす、しばし。
人間について、考えることが多い日々だったなあ。
6 Jul

古本屋巡りの至福

最近、そういえば、
広瀬隆の分厚い本二冊(赤い盾、と持丸長者)
とずうっと格闘し続けているんで
(なかなか終わらない)、
新しい本を買ってなかった。

ということで、梅雨で外に出られない日も多いからか
新たな読書欲も湧いてきたんで、
雨が止んだこの週末は古本屋巡りをする。

といっても、散歩がてら笹塚&幡ヶ谷をグルグルっと。

途中、お腹が空いたんで、
幡ヶ谷の6号商店街にあるラーメン屋にて
胡麻麺というのを食べる。
なかなか美味い。

で、結局、じっくりと何時間も本棚を眺める
至福の時間を過ごしつつ、
結構な量の文庫本を購入。

まあ、ほとんどが、
司馬遼太郎のまだ読んでいない
日本史に関するエッセイものばっかりだけど
(司馬は小説はまあまあで、何よりも
深く美しいエッセイ集がどれも最高です)。

とは言いつつ、
新宿愚連隊の加納貢の伝記から手を付ける。
戦後の愚連隊ものが大好きなのです。
新宿の街も大好きだし。


スカパーでアントラーズ対フロンターレの
頂上決戦を観る。
別チャンネルのガンバ対グランパス戦が
なかなか面白い試合だったんで、
そっちに現を抜かしていると、
気づけば、内田が退場で、
アントラーズが一点ビハインド&数的不利で後半開始。

でもアントラーズですよ、
一人少ないのに攻め続けて、
試合を支配している。

なんて美しいんだろう。

で、マルキーニョスとコウロキ二人の個人技による
カウンターで同点。
結果、勝利に等しい引き分けに持ち込んだ。

アントラーズ、三連覇達成しそうだねえ。



続いて、
スカパーでデトロイトメタルシティをやってたので観て見る。
これが、面白い。
笑って笑って笑い尽くす。

でも、クドカンと同じで、
ある程度の音楽的知識だとか時代背景だとか、
その当時の時代だけが持つ感覚とかがあればあるほど
楽しめるという、ニッチだよなあ、と。
よく、大ベストセラーになったもんだ。

意外と、ある世代だとか、シーンだとかに特化した題材のほうが、
確実に当たるということなんだろうか?
など、いろいろと考えさせられることも多かった
(とは言っても、全然小難しい話じゃなく至極単純なコメディだけど)。

2 Jul

iPodにガムランだとかいろいろと入れてみる

最近は、なぜだか気分的に、
というか流れで、
いろいろな音楽が聴きたいなあ、ということで、
いままでiPodに入れていなかった、
家にあるCDを夜毎にちょこちょこと入れてる。

外で歩きながら聴きたくはならないだろう・・・
ということで見送っていたCDたち。

そんで、きのうの夜入れたガムランなんだけど、
小雨の振る渋谷の雑踏の中で爆音で聴いてみたら
すごい不思議な気分になって面白かった。

最近はロックとかロックに近い、
ビートの効いた激しい音楽を聴く傾向があったんで、
このリズム中心じゃなくて、
あくまでも空間、空気を楽器の鳴りで満たす、
という音楽をひさびさに聴いてみて、
とっても新鮮な気分になりました。

湿気がある季節にバリ島の音楽を聴く、
っていうのがまた良かったのかもしれん。

そんで、ふと、しばらく忘れ去っていたんだけど、
西洋音楽とはかけ離れたバリの音楽は、
20世紀初頭のクラシックの音楽家だとか、
現代音楽の人たちなどを驚かせてきたわけだけど、
あればかりは、
スタイルの完成度が高いんで、
アレンジして新しい音楽に組み込むだとか、
そのスタイルに則って曲を書くとか、
そういうのが難しいわけで、
そう考えてみると、
なんだかそのスタイルのオリジナリティの強さ、
文化の強さに感嘆してしまいます。

とか考えながら、
この世界的不況うんぬんだとか言われている
現代という時代の中で顧みる東洋の文化とは?だとか、
あのバリの空気感とか、
濃密な自然にまんま包まれて、
自分も自然の一部として、
ただ存在する、という、
あのバリという場所のことを思い出したりもします。

だからなんだってわけじゃないんだけど、
そういう感覚を忘れていたんで、
何、金融がどうだとか経済がどーだとかもあるけど、
一方ではこの世界には、
ああいったバリみたいな文化もあるんだよな、
と、なんだか気分がホッとしたというか、
暑くなってきてここ数週間ほど肩凝りが
重くなってきたんで、
ガムランを聴いたらスッと肩に力が抜けたんで、
気分が良くなったよ、というお話でした。
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