daisakujobim

A CERTAIN MR. DAISAKU JOBIM

ダイサク・ジョビンのオフィシャル・ブログ

30 Jun

梅雨なのでひっそりと過ごしてる

湿度が高かったり、
突然暑くなったりで、
身体が新たな気候に慣れようとしているのか、
この1,2週間はとにかく仕事以外の時間は寝ています。

なので、これといって活動的なことはしていません。

ちょこっと本を読み進めたり
(ロスチャイルド本と持丸長者が全然終わらない・・・)、
ちょこちょこスカパーでサッカーを観たりで、
あとは近所の散歩ぐらいか。

気温が高くなったら、
ちゃんと水分補給をするってことを忘れていて、
ちょっと具合が悪くなったりしたんで、
ちゃんと毎日水分をたっぷりと摂るようにしています。

ネットでいろいろ読んだりで思うことはいろいろあるんだけど、
なんだか活動が停滞しているんで、
身体が暑さに慣れて、
本格的な夏を迎えたら、
また活動的に行こうと思っています。
15 Jun

赤坂の夜

先週の金曜日は昔からの友人とひさびさに会って飲んでた。

昔からといっても15歳の頃からだから、
もう20年以上の付き合いで、今では一番古い友人だ。

小学校、中学校の友人とはもう付き合いもなく、
高校時代の友人も、付き合いはない。
大学時代の友人も、仕事関係で時々会うのが数人いるだけなんで、
なんだか思えば貴重だよなあ、と思う。

といっても、別になんか特別な話とかするわけでもないんだけど、
お互いの現状を客観的に図れる存在、ということで、
近況のやり取りをするだけでも、
貴重な情報交換になるし、
普段はホント、仕事関係の人か、
音楽関係のバンドマンとかの友人しか会わないわけだから、
考えてみれば凄く狭い世界の人間関係しか持っていない。
そんなところで、青春時代の長い長い時間を一緒に過ごして、
今では外資系のITの仕事でバリバリやっているという、
そんなに仕事関係で共通項がない人間との
コミュニケーションというのは、
とっても貴重なのだ。


というわけで、最近また転職を果たして、
立派なビルがいっぱい建ってて、
立派なビジネスマンがいっぱい闊歩している
溜池山王に行く。

立派にバリバリ働いている大人だけがいる、
この街は普段、過ごしている渋谷とは全然違う表情を持っているんで、
なかなか興味深い。

まずは、立派なオフィスビルの一階にあるアイリッシュパブで待ち合わせ、
ダークビールを流し込みながら、
渋谷にもこんなちょっとしたパブがあればいいのになあ、と。
ほとんどガイジンさんばっかりなんだけど、
仕事後に、こうしてちょっとした息抜きに時間を過ごせるところが
あるのは、いいなあ、と思う。

渋谷はどこ行っても人が多すぎだし、
子供が多すぎだからね。

で、待ち合わせ後、
溜池山王といえばお隣は赤坂の街なわけで、
せっかくだからと、リトル韓国と化している一角に繰り出して、
韓国料理をたらふく食べる。

韓国料理が食べたいなあ、と思ってたんで、
マッコリもいっぱい飲みながら、
赤坂の街を堪能します。

そんで、金曜日の夜の赤坂の繁華街は、
大人のビジネスマンだけがいっぱいで、
面白そうなお店もいっぱいあって、
かなり楽しそうでした。
ちょっとブラリと歩きつつ、
渋谷に移動です。

渋谷では、昔の吉祥寺の遊び仲間がやっている
円山町のバーで気ままに飲む。
爆音で広い空間で音楽を聴きながら、
気ままにおしゃべりをして飲む開放感、
もひさびさに味わって楽しかったです。

結局、夜中まで遊んで、
週末はそのままグッタリと寝てました。

たまには息抜きで夜遊びするのもいいもんです、
といっても、最近毎週末遊んでるか。
9 Jun

また、ひどい肩凝りが再発

先週は第一四半期の締めということもあって、
慣れない数字たちとエクセル表計算なんかで格闘、
あと生活も夜にズレ込んでしまったり、
気候が変わったりもあったからか、
ひさびさに、痛い!というぐらいの肩凝りに。

もう、PC仕事してるときに、
ヘンな違和感があってビートたけしばり(古い)に
ひたすら両肩を動かしてないと、
頭を立てていることが無理なぐらいひどい具合だった。

なので、週末はひたすら睡眠、休養。

ワールドカップ最終予選は、
う〜ん、なんていうか試合としては
あんま面白くなかったけど、
まだまだこんぐらいの実力しかないんよ、
という危機意識を持つにはなかなかいい試合だったのではないかと。

とりあえずは、ワールドカップに行けることが決定して一安心。

で、あまりに肩凝りがひどいもんだから、
今週はウォーキングとジョギング強化で、
だいぶ良くなってきました。

とにかく血行を良くすること。
これ、大事ね。

あと、毎日ひたすらストレッチです。

バランスのいい、健全な毎日にしおうと軌道修正中です。
3 Jun

struggle of existence

う〜ん、最近は考えさせられることが多くて、
仕事とかでもやっぱりこんな危機的経済状況なので、
その変化のスピードに対応できていない人がいっぱいいたり、
変化に素早く対応しようとする人との意識の差が埋めがたい、
みたいな状況を見ると、
なんだかなあ〜、となんともいえない気分になったりもする。


それはさておき、
昨晩はタワーブックス時代の同僚たちと飲み会。
青山の隠れ家的アットホームな良いお店でした。

随分とひさびさに会ってゆっくり話すことができて楽しかったです。

まあ、みんな結婚して、子供が出来て、
転職とかもあったりで、
もう今はあの時の20代前半の青春気分じゃないっていうか、
現実は30代後半になってるわけで、
状況が随分と変わっているし、
それぞれいろいろな思いで生きている。

ただ、やっぱり人は財産、というか、
そうやって若き頃に同じ時間を共有した仲間たちだからこそ、
いろいろお喋りできることで
気分が良くなる、っていうか、
話し合えることもいっぱいあって、
こういうのも大人になったから味わえる感覚だなあ、と
ひしひしと感じられた。

個人的にいろいろと気分転換のために
ひとりであれやこれややってみるのもいいけど、
たまにはこうやって昔の仲間たちと会って
一緒にお酒を飲むのもいい時間の使い方だなあ、と
改めて思いました。

あと、ネットのなんかのブログで読んで
なるほどなあ、と思ったのは、
この国の経済システムとか文明、が、
この人口(大人の数、って言おうかな)を
養え切れないっていう、
縄文時代から現代までの文明と人口の変遷について
論じたのを読んでみて、
なるほどなあ、と感心した。

つまり、人間も、生き物で、ひとつの種なわけで、
突き詰めれば弱肉強食、生存競争、
強い種だけが生き残る、
ということを思い出したというか、
オレは随分と前、20年前ぐらいから
村上龍の小説とかで(笑)、
その予言っていうか、警告はキャッチしてたから、
いつでもそれを意識して、
動物的な勘も加えてやってきたつもりだけど、
なんだか、そんな、
生き物として現在の環境だとか、生やらを見つめ直す、
という視点が強くなった、なぜだか。

忘れがちだけど、とっても大切な感覚だと思う。
本能とか、
生きることへの無条件、盲目的な欲求(ドストエフスキーだっけかな?)、
とか、そういうお話です。

struggle of existence、
中学一年の時、
尾崎豊の曲の英題でこの言葉に出会って以来
(辞書引いたり兄貴に意味を聞いたりして
初めて知った言葉、その言葉の意味)、
ひさびさに思い出された感覚です。
2 Jun

調子が良かったりイマイチだったり・・・

細かいことなんだけどね、
先週はいろいろ不条理なこととか
些細な勘違い、誤解、あてつけとかを
仕事上でいくつか食らって、
ちょっとグッタリとなっていた。

で、金曜日の夜は下北へ。
カセットコンロスのライヴです。
新体制になって初めて観るライヴ、
それもダブルフェイマスのホーン隊がゲストってことで、
実は、私の結婚式でこのメンツで結婚行進曲を
演奏してもらったこともあったんで、
楽しみな夜でした。

さてさて、コンロスは新ベース&パーカッション編成ってことで、
なんていうか、一部ではみんな好き勝手にスキを作っては
攻めるところは攻める、みたいな、
かなりオモロイ音楽で聴き応え抜群。

日本でここまで自由かつ有機的なアンサンブルをしている
バンドもなかなかいないのでは?という、
興味深い音楽を展開していて気分が上がってきます、
なので、お酒のペースも急ピッチに上がりました(笑)。

で、一部ラストと二部ではダブフェイホーンが加わって、
なんていうのかね、
70年代の鬼のジャズファンクというか、
アフロビートとシャープでスマートなジャズが混ざった感じというか、
ものすごいグルーヴ音楽を展開。
圧巻です。

この相性はかなりいいんで、
この編成で夏フェスとか出たら、
観ている人全員アガること間違いなし!な、
泥臭い祝祭南部リズム&ブルースというか、
そんな迫力のある音楽でホントすごかった。

いやあ、ひさびさにウネるリズムのライヴサウンドを
食らったんで、
なんだか嬉しかったなあ。


・・・ということで、
その夜のバンドマン連中は同世代ってこともあるし、
古くからの付き合いでもあるんで、
同窓会チックにそのまま飲み会に突入。
バカ話ばっかして大笑いする愉快な夜でした。

なぜだか夜中だというのに焼き肉屋に移動して、
モックモクの煙に燻されながら、
ひたすら肉を焼いては食らう。
そんで、朝方帰宅したのでした。

なんていうか、
やっぱり素晴らしいライヴサウンドを聴くっていうのは
何者にも代え難い贅沢、楽しさだってことを再確認。

まあ、大騒ぎしたんで週末はグッタリと寝込んでいたけど・・・。


日曜日のベルギー戦は、
相手がショボかったんであんま参考にならないけど、
個人的には俊輔、内田の出来はどうなかなあ?と。

絶好調の岡崎、それにトップ下のケンゴ、大久保の
攻撃陣は見ていて楽しかった。
これに本田が加わるっていうので精度を上げていけば、
随分と楽しみだなあ。
あと、矢野もようやく本領発揮ってことで今後が楽しみ。

なんだか先週は体調がイマイチだったんで、
今朝、一週間ぶりにジョギング。
肩凝りがひどかったんだけど、だいぶ良くなりました。

でもかなり陽射しが暑くなってきてるんで、
サウナスーツ着て走ったら夏バテみたいになってしまった。
一気に2キロぐらい痩せた感じ。

ということで、今週から通常運転、
健全なサイクルに戻した生活になっています。
28 May

世の中はギスギスしていたり、でも時には本当に美しいことも起こる(ってサッカーの話が中心だけどね)

不況なわけでみんな必死なわけです。
それに、状況は刻一刻と変化しているので、
数ヶ月前のやり方が機能しなかったり。

なので、毎日出来る限りの情報を収集しつつ、
柔軟かつ大胆に最善の手を尽くす連続の毎日。

ってことで、古い価値観や方法に頼ったままの人は、
時代にふるい落とされ、置いてきぼりになるわけで。

なんていうか、
そんなことがここ数日、仕事上で起こって、
相手側は感情的になったりすることもあって、
怒りのエネルギーって一番大きいので、
それを食らうとかなり消耗します。

ただ、情報不足というか、
コミュニケーション不足というか、
なんとか堪えて理性的に説明をして、
誤解を解いたり、理解してもらったりと、
う〜ん、時代のギザギザな気分にイージーに
影響されて、左右される人が増えていて、
なんだかなあ、という。


まあ、それはいいとして、
チリ戦、本当に久々にスカッとする勝利だった。

本田の積極的なシュートを打つ姿勢は期待どおりでやってくれたし、
イマイチな出来の玉田に代わって入った山田も
中田のデビュー時みたいなセンスの良さを見せてくれたし、
岡崎はいよいよ安定したストライカー然としてきたし、
若い世代の台頭は歓迎すべき、いい状況でした。
岡ちゃんもホッと一息、大満足だっただろうし、
嬉しい誤算というか、
これからのチーム編成が難しくなってくるのも事実でしょう。


朝起きてから、今度はビデオに録っておいた
CL決勝戦を観る。
もう、バルサ、歴史に残るサッカーを見せてくれました。
サッカーの美しさ、素晴らしさを
ここまで体現してくれて、
世界中のサッカーファンがため息を漏らしたであろう、
まるで映画のような締めくくりでしょう。

イニエスタがやっぱりスゴイんだな、
あとシャビもね。

思うに、トレンドだとか、
大きなメインストリームの流れに
ただ反応、順応するだけじゃなく、
自分が、これが一番正しい、ってことを信じて、
その美学を貫き通すことも、
やっぱり正論だよなあ、というのは、
サッカーだけじゃなく、
他のいろいろな側面でも当てはまることでしょう。

そんなこんなコーフン冷め遣らぬまま、
考えを巡らしています、ちょっと眠いまま・・・。
27 May

西東京をグルッと一周、の週末、と教授の自伝を読書中

土曜日は三鷹の物件を観に行った。

代々木上原から小田急線の急行に乗って一駅、
下北沢で井の頭線に乗り換え。

で、急行に乗り込んで吉祥寺まで2,3駅ほど。

このコースはそんなに使ったことなかったんだけど、
あっという間に吉祥寺に着いた。速い。

で、吉祥寺の不動産屋、
使えないスタッフで、
大丈夫か?と思うほど、
鈍くさくて、仕切りがまるでなってない。
目の前で繰り返されるあまりの凡ミスの連続に
呆れ返るばかり。

仕切りたがり屋の私としては、
途中からなぜだか段取りをその男から取り上げて、
自分で段取りを決めて仕切っていく。

最初から電話で指定した物件が見たい、と言って、
OK、と言ったんだから、
それを遂行するだけでいいのに。

なんだかいちいち店長に相談したり、
マニュアルで言わされている言葉を
間違えながらこっちに伝えようとするからダメなのだ。

それに、さすが、日本一人気の高い街なだけに、
高慢ちきな態度が鼻につく。
東京の土地がらみ、不動産がらみは、
健全な競争がなく、イジョーに高い物価に支えられて、
お客様へのサーヴィスという点で
お役所と並んでこの街で一番、
顧客満足度ワーストといえるだろう。

井の頭通り沿いの、
三鷹と吉祥寺の間ぐらいの
かなりいい物件だったんだが、
なぜだか車でグルグルと回って、
その物件に辿り着けない。

スゴイ、自分の会社で紹介する物件に
辿り着けないのだ。

ここまでですでに1時間ぐらいのロス。


ようやく物件に辿り着いたけど、
車を停めたところがマズくて
何度も何度も移動しに出ていく。

まあ、物件も一階で暗くて間取りもイマイチっていうのを
早々とチェックできたからいいんだけど。

早くこの使えない人とのコミュニケーションの苦痛から
逃げ出したかったんで、
三鷹駅まで歩いて行きます、さようなら、と告げると、
そこを右に曲がれば駅なので、
と最後にも逆方向を指示される(笑)。

で、半分地元のようなもんだから、
私は笑顔で言われた方向の逆の左に曲がって
無事に三鷹駅まで辿り着く・・・。

ひさびさに吉祥寺と三鷹の街をちょこっと見たけど、
随分と変わっていたなあ。
さすがは、日本一住みたい街だ(笑)。

個人的には物件の斜め前で、
横河武蔵野FC(JFLです)が練習しているグラウンドを
ちらっと見れたことが嬉しかった。


中央線の特快に乗り込んで新宿までは二駅。
あっという間に辿り着く。

で、家族でタイ料理を食べてから、
小田急線の急行に乗り込んで一駅で代々木上原に帰ってくる。

グルッと西東京を電車で一周したけど、
上手く乗り継げば速いんだなあ、と感じた。



日曜日はACLの録画放送と、
FC東京が川崎に逆転される多摩川クラシコを
スカパーで観て過ごす。


あとは、坂本龍一の自伝、っていうか、
ロングインタビューで喋ったことをまとめた本を
読み始めていて、
なんていうか、おこがましいんだけど、
かなりの部分で、共感できることが多かったんで、
余計に教授への親近感が増してしまった。

なんていうか、哲学とか、
ハマるツボだとかが、
私の半生とかなり似たところが多かったんで、
読んでいて他人のような気がしないというか・・・。

左利きで誕生日も近い、ってことも関係あるのか?

読んだ本、聴いたレコード、観た映画も
まるで自分の半生を聞かされているかのように
同じものが多すぎるし、
人生に対しての態度や距離感、
感性もかなりの部分でシンパシーを感じる。

まあ、昔からそれほど熱心なファンってわけでもないんだけど、
人として、存在感とかはずうっと注視していたんで。


いよいよ、今夜はチリ戦、
そんで朝方にはチャンピオンズリーグ決勝戦なので、
ワクワクドキドキ、今から非常に楽しみにしています。
26 May

珍しく、同窓会、のような夜

学生時代の友達とは
社会に出てからあんまり会わなくなったし、
前の職場の人たちとも
そんなに会わないような・・・。

でも久々にタワーブックス時代の同僚たちと飲み会。
で、私の口から何度も出てくる言葉は、

10年前ぐらい、、、


なんだか懐かしい記憶がよみがえってくるというか、
忘れていたことだらけで、
ブックストアで働いていた頃の記憶が
ほとんど抜け落ちていて、
まるで前世か前々世のように感じられるのだ。

で、失われた10年、というのは何かというと、
ちょうどbounceで編集をしていた、
26〜36歳までの10年間。

起きている間はひたすら〆切に追われて
仕事しかしていなかったし、
おまけに月に1,2日ぐらいしか休んでなくて、
その休みも15時間睡眠とかかましてるだけだったから、
その10年間を過ごしたことによって、
それ以前の記憶がなくなってしまったのだ。
記憶喪失、だ。

だから、前世の記憶のように、感じられる。

でも、その失われた10年のような生活からリタイアして、
心に余裕がある、時間的にも余裕のある
人並みの生活に戻ってちょうど1年、
リハビリの成果か、
思い出す、という行為、その能力が戻ってきた。

だから、懐かしい、というよりも、
その思い出す、という行為が何よりも新鮮で、楽しくて、
思わず、朝まで飲み語らってしまった、珍しく。

楽しかった、自分にも人生の中で
そういう時間を過ごしたことがある、
という記憶を甦らせることが。

10年もの間、月刊誌の編集で、
時間軸としては、
毎月中旬から、翌月の中旬に向けて、
その一ヶ月間で区切って生活をしてたから、
そのタイム感が身体と心に刻み込まれていたんで、
それ以外の座標、一般の座標を得るのに
一年間を必要としたとも言える。

今は、5日間、朝から夜早い時間まで働いて、
週末には2日休める、
という暮らしがスゴイ快適に感じられる。

記憶を呼び起こす行為とともに、
記憶が変形していることもウォッチしていて、
人間の脳のシステムの不可思議さにも思いを馳せていた。
話をしているなかで、
心の中でも何度も何度も首を傾げていた。

・・・そんなことあったっけなあ、そんなこと言ったっけなあ・・・

12年一周期とすれば、
3週目がスタートしているわけです。
若さはそれなりに楽しみがあるけど、
いまのほうがずうっと楽しいな、一秒一秒が。
ばか笑いを上げて時間をやり過ごすってことは
まったくなくなったけど、
一秒一秒が濃厚なわけだ。

あと、脳のシステムがスゴイ効果的、効率的に働くんで、
高性能のスーパーコンピューターを操縦しているようで、
一秒一秒が、内的に、楽しくてしょうがないのだ。

・・まあ、そんなひとり遊びをこっそりとやっていたわけだ、
フツーに思い出話に花を咲かせながら。
25 May

凛として時雨のライヴに行ってきた

先週の木曜日にAX。
凛として時雨のライヴです。

この人たちは・・・・
ずうっと頭の中でおっきなクエスチョンマークが
出てきてたんだけど、
なんていうか、
ルナシーとかXとか、
でもポストロックっぽかったり、
クラムボンやフィッシュマンズ的なところもありつつ、
メタルやエモ、それにマスロック的なところもあって・・・。

まさに、新世代。
でも、TKくんのオリジナリティ、才能なんだろうなあ、と思った。
こう、出てきちゃうんだろうな、ああいう独自の音楽が、と。

既存のフォーマットをただなぞるのは退屈だし、
やりたい音はいっぱいあるから、
じゃあ、小節ごとにそれを入れちゃって、
ついでにその中にも3つか4つ違う要素も入れちゃって、
という、
まさにエディット、サンプリング的手法を
最初から手に入れている、
ロックバンド、というのが登場した。

ついでに、やたらと上手い。

なので、圧倒される、
そのスピーディな展開や、
ひとつひとつのテクニックにも。

いやあ、楽しかったです。
日本のロックは確実に、変化している。

日常の心の中で、
溢れ出るペシミズムを内包しつつもそれをニヒリズムでかわし続ける、
一瞬一瞬の攻防の連続、のドキュメンタリー、
といったところか、
そのサウンドを形容するとすれば。

最初、何回か聴いたら、なんじゃこりゃ!?
な音だったんだけど、
最近、何度も繰り返し聴いているうちに、
だんだんそのツボにハマるようになってきた。

客層は、たぶんバンドと同世代の20代が中心。
フロアはパンクのライヴみたいに
オシクラ饅頭状態でスゴイことになってたんだけど、
決して危機迫ってる感じじゃなくて、
みんな楽しそうに暴れてるんで、
観ていて微笑ましい。

ミドリに続いて、
まだ元気で健全な20代がいることを
確認できてホッとしつつ、
こういう優良なお客さんを
音楽業界は大事にしなくちゃね、
とも強く認識しました。
20 May

暑くなってきた・・・アイスが食べたくなるシーズンの到来

昨日の朝は、ここ2,3週間サボッてたんで、
代々木公園をジョギング。
たっぷりと一時間汗を流す。

汗を流すといえば、
サウナスーツを着て走ったんで、
朝っぱらから大量の汗をかいて、
でもおかげさまで、物凄く体調が良くなった。

なぜだか、というか、25日発行予定のbounceで、
日本のロック特集を作ってたんで、
20年ぶりぐらいに懐かしいものを聴き返していて、
ジョギングのBGMとしてストリートスライダーズを
聴いていた。

ダサいところもあるんだけど、
あのギターサウンドと独特の横ノリはやっぱカッコいいね。
ああいうストーンズタイプのバンドって
80年代には結構いたのに、
オルタナ、90年代以降は
すっかり縦ノリ一辺倒になっちゃって
いなくなっちゃったね。

RCとかキヨシローも
そういえば、ソウル/R&Bな
bounceする、タメのある味わい深いリズム⇒揺れが
心地いいんだよなあ。


ジョギングといえば、
ネットのなんかの記事で読んだんだけど、
現代人は歩かないし、走らないから、
やっぱりジョギングが一番健康にいいらしいね。

というのも、第二の心臓と言われる足の裏への刺激で、
身体の一番下から血行を良くするらしい。

なるほど。
道理で、運動不足で肩こりだとか倦怠感だとかが発生してたんだけど、
それらが全部一気にふっとんだわけだ。

血行、つまり、血液を使って体中の細胞全体に
酸素と水をたっぷりと送り込むことで、
本来の正常な機能を全身が果たしてくれる。


ひさびさに本屋に立ち寄ってしばし立ち読み。
たまたま禁煙本なんかが目に入ったんで
ちょこっと目を通す。

う〜ん。
それで、この3日間ほど、
かなり本数を減らす実験をしている。
一日に3,4本ぐらいまで。

すぐに全部止めればいいものの、
まあ、実験なのだ。
もうちょい様子を見て、
自分自身と内なる相談を続けていきたい(笑)。


そんできのうはジョギングをたっぷりしたからか、
夕方あたりにオフィスで働きながら、
やたらと身体が熱くなった。
おお、全身の筋肉に効きまくってるぜ、と。

で、今朝も暑い。
近所に空き物件があったんで、
散歩がてら観に行ったんだけど、
グダ〜っと暑さにやられてしまった。

いよいよ、そんなシーズンがやってきましたね。
アイスが食べたくなる季節の到来です。
18 May

引き続き物件探しの旅

ネットで物件を見続ける週末。

そんで、新築っていいねえ、ってことで、
西武新宿線に揺られて見に行く。

ちょっと変わったデザイナーズマンション(笑)で、
玄関開けたら階段で、二階に居住スペース、
そんで屋上への階段がまたあって、
なんと、10畳弱の屋上バルコニー付き!

いやあ、物件見ながら、
そこで暮らす様を想像するのは楽しいです。

もう一軒も、
築2年弱、広い広いキレイ。

ふ〜ん、な〜るほど。


新宿に戻ってきて、
ルミネの地下でご飯。
いっつも行ってたタイ屋台料理屋は
閉店しちゃって残念だと思ってんたんだけど、
なんと、またオープンしてる!

・・・と思ったら、
どうも雰囲気が違う。
スタッフはタイ人じゃなくて日本人のバイト。
なんか同じ場所にニセモノのタイ料理屋を出すって、
なんだか詐欺みたいな感じがするなあ、と思って、
お隣の中華料理を食べて帰ってきた。


家に戻ってきても、
いろいろな家のいろいろな間取りを眺めつつ、
現在の家の家具の配置、
っていうか、今の荷物がちゃんとスッキリと入るのかどうか、
シミュレーションを繰り返す。

で、結局、やっぱり、レコードとか本とかCDとかを
もうちょい減らさないとなあ、ということに気づく。

ということで、
来る引越しの準備として、
自分の荷物ダイエットをスタートさせようと思います。
15 May

夜の代々木の黒豹たち

歩いて帰宅中、
時々立ち寄るのが代々木公園横、
代々木公園駅上にある小さな公園。
ゲートボール場みたいなグラウンドもあるんだけど、
そこはベンチと灰皿が置いてあるんで、
サラリーマンやタクシーの運ちゃんの
ひと時の癒しスポットにもなっている。
もちろん、私にとっても。


そんで、その公園に近づいて歩いていると、
やたらと元気なデカい声が聞こえてくる。

時々、若者たちが暗闇の中、
サッカーを楽しんでるんで、
あら、最近の若者でも随分と
元気なのもいるんだなあ、
と微笑ましく思いつつ、
公園に入ってみると・・・


あら? 色とりどりのユニフォームだけが
暗がりの中、激しく動き回っているのが見える。

あと、聴き慣れない発音の言葉たちが飛び交う。

しばらく目をこらして眺め続けていると、
なんと、そこでサッカーをやってる20人ぐらいが
全員ガタイのいい黒人、それもアフリカのどこかの
国から来ているみたいだ。

サッカー好きとしては、だんだんそのプレイにも
興味が湧いてくるわけで、
とにかく両チームともボールを持ったら、
とにかくゴールへとストレートに、
スピーディーにボールを持っていく、
あと、やっぱりフェイントとか切り替えしの
身体の動きがしなやかで大きいから迫力がある。

そう、サッカーはその国の国民性が出るわけで、
なんだか、夜の狩猟に出かける部族の集団みたいで、
かっこよかった。

でも、なんで、渋谷のど真ん中の夜中に、
狩猟民族に出くわすんだ?

ウチの近所はオリンピック時に作られた宿舎の数々が、
その後も国際交流なんちゃらみたいな施設になってるんで、
よく見慣れない風貌の世界中のいろいろな民族の人たちが
ウロウロと歩き回ってるから、
たぶん、そういうのでアフリカのどこかから来てる連中なのだろう。

なんだか微笑ましい、ちょっとした日常の出来事でした。
14 May

ミドリのライヴを観た

約一年ぶりぐらいでミドリのライヴを観た。
リキッドでのワンマン。

この一年で随分と上手くなって、
いいパフォーマンスになっていた。

いいパフォーマンス、っていう言い方も
どうかと思うが。

というのも、
ホント、最初から最後まで、
80年代前半のアンダーグラウンドな
日本のパンク・シーンのようで、
もう、マイクスタンドやマイクだけでなく、
自分自身をもスピーカーの上からのダイヴで
客席に投げ込むは、
なんていうか、鬼気迫る感じなのだ。

そこが、いい。たまらない。


思うに、80年代のバブルがあって、
その余韻として、
安全なロックが幅を利かせてたんだけど、
いよいよここまで不況が長引いて、
荒んだ感じの世相を呈してくると、
こんなメチャメチャなバンドが出てくるわけで、
それは自然なことというか、
必然だよなあ、と最近つくづく感じる。

ただ、ミドリの場合は、
80年代の焼き直しじゃなくて、
なんていうか、こういう狂った感じもお約束だしね、
という諦め、というか、
暴れれば暴れるほど、
サウンドも凶暴になればなるほど、
どんどん妙にクールになっていくというか、
それすらも希望のない刹那的な感情の解放に過ぎない、
という前提のもとにパフォームしているって感じで、
そのクールで知的なところが一番かっこいい。

ノーウェイヴ的で、凄く美しいリリカルなジャズの素養を持ちつつも、
それだけじゃ物足りず、
ただのパンクフォーマットだけでも飽き飽きで、
じゃあどうするの?といえば、
そういうの全部混ぜ込んで一気にプレイするしか
演奏する意味は、音楽をする意味は、無い、
という方法論と答えが、実に2009年的で、
グッとくる。

あと、お客さんが男女半々ぐらいで、
ほとんどが20代のバンドと同世代だったと思うけど、
あんまり世の中的に見えてこない世代の若者なんで、
それも、結構、キレイな、というか、
しっかりとしてそうなフツーのお坊ちゃんお嬢さんっぽい
客層だったんで、
今の20代のどっちかっていうとインテリ層、
みたいなところに支持されてるんだなあ、と感じた。


なんていうか、追い込まれた感じもなく、
かといって振り切った感じもなく、
何がどうというわけでもない感覚で生きるある種の現代人の心に、
ミドリというバンドの存在は確実に刺さったわけだ。

前はちっちゃなライヴハウスで観ただけだったけど、
ひょっとして、
今年、そして来年は、
そういった支持層にどんどん広がっていって、
もっと大きなところでライヴをやることになったら、
そのときは、なんていうか、
新しい革命、暴動的雰囲気の事件となるんじゃないだろうか。

そういう危なさも、
なんだか80年代前半〜中盤の
アンダーグラウンドのロックシーンの感覚に近い感じがする。


それだけ無茶苦茶ヤバいライヴを目撃した後、
アトレでフツーにケーキを買って、
何食わぬ顔して山手線に乗って帰宅する私という感じも、
なんだか2009年的な感じが自分でした。


祭りは祭り、後を引かない。
やけに切り替え上手な現代人なのだ。
13 May

東京の賃貸物件事情

仕事から家に帰ってシャワーを浴びてから、
寝るまでの間はルビーポートを飲みながら
ネットで物件を探している。

すごい広くてキレイだけど駅から遠いとか、
駅も場所もいいんだけどちょっと狭いとか、
なかなか、これだ!っていう物件に出会えません。

この2ヶ月ぐらい、
たぶん500件近い物件を見てると思うけど、
なかなか全ての条件を満たすところはないんだよなあ。

なので、優先順位を作って、
ベスト、じゃなくてベター、なものを選ぶべきだよね。

やっぱりまずは最低限の広さ、
辺鄙じゃない、適度に便利な場所、
古くてボロボロじゃない過ごしやすい作り、
安いに越したことはないし高すぎるのも除外、
といったところでしょうか。

ここ最近の心の裏葛藤は、
果たして膨大な量の本、レコード、CDを
オレはどれだけスリムにできるだろうか?
というもの。

う〜ん、できればそれを考えずに、
余裕のある広さを持つ家に引っ越せればサイコーなんだけどねえ。
12 May

キヨシローのこと

なんかねえ、
個人的には、というか性格上、
超然としていたい、
感情の大きな起伏があんまり好きじゃない、
っていうのもあるんだろうけど、
静かに、平静に、過ごしていよう、
と思ってた。

けど、少しずつ、少しずつ、
それは押し寄せてきて、
ずうっとキヨシローを聴いてたな。
別に、泣きそうになるとか、
悲しみに打ちひしがれるっていうのは
全然なかったんだけど。

キヨシローの曲の数々が、
自分のいろんな記憶のシチュエーション、
そのときの感情とかにくっついてるから、
いろいろな感情や、いろいろなシーンが
どんどんどんどん思い出されるわけで。

あんまり過去のことを振り返るようなことはなく、
二十代前半からは現在を精一杯生きることで
忙しくしてきたから、
昔のことを思い出す行為っていうのは、
十代後半から二十代前半に自分の中に引きこもって、
これでもか!と過去分析行為みたいなのを
十二分にやった反動もあったりして、
Don't Look Backなわけだった。


まあ、そんなこんなな混乱した、
複雑な心境の中過ごしてたわけだけど、
日曜日のNHKの追悼特番で
RCの超絶ライヴシーンの数々を観て
ぶっ飛んだね。
もう、メソメソするヒマがあったら、
生を燃焼して、ぶっ飛べよ!っていう、
もう笑顔、興奮、至福、
そっちが大事だよ、ベイベーっていう、
キヨシローの普遍の、不変のメッセージを
ビシビシ感じちゃったね、
なんだか吹っ切れた。

それに、今度のbounce用に
追悼文、みたいなのも書いて、
自分の思いを整理整頓できたんで、
告別式には行かなかったけど、
最後まで迷ったんだけど、
前日に遅くまで働いて疲れてたし、
寝坊したし、
なんていうか、
お葬式って生き残った人のためにある、
っていう考えがあるから、
自分なりに、
キヨシローの音楽を聴き続けて、
キヨシローのことを考え続けて、
追悼をしたって気がする。

あと、同時期に別の悲しい、というか、
残念なことも起こったりして、
バタバタしていたっていうのもあって、
だから日曜日は、
ACLの鹿島、Jリーグの広島対千葉、
ビデオに録っておいたバルセロナ対チェルシーの
壮絶なCl準決勝と、
計3試合を連続して観て過ごした。


キヨシローが死んだっていう事実よりも、
過去のイケイケな頃のRCのライヴ映像を観たことのほうが
衝撃、ショックが大きかったっていうのも、
芸術家のキヨシローとしては、
喜ばしいこと、本望だろう、
なんて思ったりもして。

なんていうか、
やっぱり音楽はいいな、ロックってサイコーだな、
生きる糧というか、ドラッグというか、
勇気づけられるし、効き目がすげえなあ、とか思ったり。


ただ、大きなサイクルの流れとして、
しばらくは、
生まれ育った三多摩地方のことを思ったり、
それと同時にキヨシローのことを思ったりとか、
そういうのは続くと思うんで、
そういう、大きな、流れの中で、
しばらく生きていくのだろう、きっと。
11 May

思わぬ形で初めて築地に行った

時系列が逆の記事アップですが、
連休明けの先週末に、
試写会で東銀座駅で初めて降りた。

松竹の東劇っていうところが目的地だったんだけど、
ちょい早めに着いたんで、
ちょっと散策を。

地下から地上に出ると、
新橋歌舞伎場? なんか風情のある
でっかい劇場がある。

そんで、中央区、あの下町あたりは歴史があるだろうから、
ポイントポイントに地図やら歴史マップやらが置いてあって、
おー、芥川龍之介はこのへんで生まれたのか、とか、
なんだ、あの戦前の西洋風のどデカい建物は?
と近寄ってみると、築地本願寺って書いてあったり
(これ、お寺っていうか、博物館みたいな感じだなあ〜)、
で、前の電通本社とか日産本社とか、
戦前からの国策?会社のビルがいっぱい建ち並んでいて、
朽ち果てそうな大正モダンみたいなビルがあって
近寄ってみると、
華僑国際ビルみたいな名前で、
そうか、飛行機が発達する前は、
港が世界からの玄関であって、
このへんは戦前の日本の歴史の中心地だったんだなあ、
と感心、感心。

で、ふと振り返ってみると、
築地場外市場、っていう、
いい感じの風情を醸し出した、
怪しい街が出現している。

おお、これが、例の、と、
そのアジアのどっかの市場って感じの
迷路の中に入っていって、
オバチャンにいらっしゃい!と声をかけられたんで、
その屋台みたいなところに座って、
まぐろとかんぱち丼を注文する。

たしかに、新鮮で美味いんだが、
ほんのちょこっとで1000円、
もうちょい刺身が乗ってるもので1500円以上、
あれれ、
寿司って江戸の町民が吉原へ遊びに出かける前に、
小腹を満たすために、
いまでいう立ち食い蕎麦感覚で食べてたものじゃなかったっけ?
とか思いつつ、
下町といえでも、
食事は値が張るんだなあ、ということを知りました。


映画は、「色即ぜねれいしょん」っていう、
今夏公開予定の、
みうらじゅん原作の青春映画で、
めちゃめちゃ面白かった。

村上龍の「69」みたいな、
高校生の青春映画ね。

で、主演が黒猫チェルシーっていう、
高校卒業したばっかの、
町田町蔵のINUとかスターリンみたいな
バンドのヴォーカルの子で、
演技もかなり良かった。

なんていうか、
こう、大人になって、
青春映画を観ると、
またグッとくるものがあるわけで。

音楽映画的側面もあるので、
2時間ぐらいの長さもスゴイ短く感じられるほど、
ロックしてる内容でした。

その後、レコード会社の敏腕A&Rさんたちと、
銀座らしい、いい感じの喫茶店に入って、
美味しい洋食、オムライスと珈琲を食しながら、
しばし、というかかなりの時間をキヨシローの
話題に費やし、
あとは情報交換だったり、
諸々仕事の話をしてから、地下鉄で帰宅。


最近、なぜだか下町に行く機会が多いなあ。
全然、縁のなかったところばかりなので、
フツーに観光気分で楽しめるのがいいです。


えーと、時系列を逆回しで書いているわけですが、
キヨシローについては、また後ほど。
11 May

久米川再訪

ひさびさに親父に会いに行ってきた。
母の日だったので、
新宿の乗り換え時に小田急でプレゼントを買って。
なぜだか新宿の街に人が少なかったなあ、
不況が原因?
あっ、G.W.明けなんで、
みんな家でゆっくりと過ごしてるのかな。

30度近くの暑い日。
久米川に着いて、ちょっと商店街をブラブラとする。
お隣の駅なんで、ちっちゃい頃からの
いろいろな記憶、思い出がいっぱいある。

それらを思い出しながら、
八坂駅まで行って、サイクリング道路を戻ってくる。
汗だくになって、
さわやかな気分で、
20年ぶりぐらいにカルピスソーダを一気に飲み干す。

親父と病院の広場で子供用のバットとボールで野球をする。
ボーっとして車椅子に座っているのに、
ボールを投げると物凄いスウィングをかましてくる。
そんで、今度は逆になると、
手加減無しに剛速球を次々と投げ込んでくる。

こうでなくっちゃね、私の親父は。

家族で花小金井に移動。
ご飯を食べてから、お風呂の王様っていう、
温泉へ。

ひさびさにサウナ3連発をかまして、
ばっちり疲労回復ができた。

帰りは駅まで新緑の気持ちいいサイクリング道路を
ゆっくりと歩いて。
サイクリング道路にも、
すごいいっぱい思い出がある。

静かで、周りは畑で、
夜は正しく真っ暗で、
ドカーンと立ってる大木たちは、
正しく武蔵野の林の面影を残している。


家に帰ってきて、NHKのキヨシロー特番を観る。
これが、観たこともないライヴ映像のオンパレードで、
NHKもたまにはいい仕事するんだなあ、と。

この一週間ぐらい、
ぽっかりと心に穴が開いた感じというか、
なんとなくぼんやりと、
喪失感っていうか、虚無感に襲われてたんだけど、
キレッキレのキヨシローのパフォーマンスの数々に、
もうニヤけっぱなしで、
気分がスカッとしたし、
元気が出た。

そうそう、これだよな、ロックだぜ、ベイベー。

地元にはいっぱい記憶が残ってて、
その数え切れない記憶の多くに、
キヨシローの歌がはっついてる。

そのはっついた記憶を読み直していたのかもしれない。

でも、メソメソしてんじゃねえぜ、ベイベー、
ロックしようぜ!ってなライヴ映像を観て、
なんだか気分の、気持ちの整理ができた。

またちょこちょこと、
地元のいろんなところは訪れようと思ってる。
なんでだかわからないけど、
そんな気分なのだ、最近は。

多摩蘭坂とか、国立とかにも、
きっと行くと思う。
高校三年間の思い出がはっついてる、
あの土地に。
国立駅に下っていく坂とか、ね。
30 Apr

小金井歴史探訪(ストリートビューで、だけどね)

なんでこんなに体が凝ってるんだ、
それになぜだかクタクタだ・・・
ということで、
昭和の日は半分以上、睡眠で、
あとはボーっとスカパーの海外ドラマとか
いろいろをチャンネル変えながら眺めて過ごした。

で、今朝は代々木公園ジョギングをしたんだけど、
いつものようには長距離&長時間走れなくて、
30分ちょいで引き上げてきた。

そんで、考えてみると、そうか、
どうやら、日曜日に3時間ぐらい野音で立ちっぱなし、
翌日CAYで同じく3時間ぐらい立ちっぱなし、
ということで、
その疲れが2日後に足に来ていたわけだ。

よく、年を取ると次の日じゃなくて二日後に来る、
なんて聞いていたが、
つまりは、そういうことなのか、
そういうことっていうのは、年を取ったということなのか。
つまりは、疲労回復が遅い、という年齢になっているってことなのか・・・。


まあ、別にそんなことはどうでもいいが、
現実的に考えると、
ジョギングは週二回ぐらいが
健康にはちょうどいいのかねえ。


そんで、おとといの夜、
いつものように最新物件情報をチェックしていて、
小金井とか国分寺のあたりの物件で
その場所をグーグルのストリートビューで
見学しにいく、っていうのをやってるんだけど、
地図を見てたら、アレ? こんなところに神社があったんだ、
とか、
そんでその神社を調べるために、
これまたグーグルでいろいろ情報を集めたりしているうちに、
なぜだか、小金井市の歴史的名所みたいな情報を
どんどん集めつつ、
その名所をストリートビューで観に行く、
という、
ネット上での歴史散歩が楽しくて楽しくてしょうがなくて、
随分と深夜まで歩き回っていたのでした。

私はハケの道、とか、多摩川の河岸段丘っていうのに
小さい頃から魅せられていて、
大好きでしょうがないんだけど、
小金井はかなり古い歴史を持っていて(全然知らんかった)、
駅から離れてちょっと裏側まで行けば、
今でも戦前のような田園風景とか、
のんびりとした農道とかがフツーにある(のをストリートビューで
観て初めて知った)。

で、民俗学の父、というか、なんていうか、
まあ、宮本常一さんは府中あたりに住んでいて、
昭和20〜30年代の頃のそのへんの写真&文章で出来た、
三多摩人必携の本(といってもまだ復刻されてから
立ち読みしかしてないけど)で見られる、
武蔵野の光景が、
いまだ残存しているのが、
小金井、府中、国分寺の河岸段丘近辺なわけで、
ここが21世紀の東京か!?という、
近くて、旅行気分が味わえる地帯なので、
直接行って歩き回っても、
ネットでお散歩でもオススメ(誰に?)です。

地元賛辞ばっかりですが、
ポイントはいちおう東京都なのに、
武蔵野の雑木林の雰囲気がまだ残ってるところが、
グッとくるわけよ。

日本一の大都会としての機能、と、
手付かずの林、の両方があるってのが、
ポイントなわけです、ハイ。
28 Apr

いつものようにまるで出勤するかのごとくゆら帝&細野さんのライヴを観に行く

先週の早朝ジョギングは裏町シリーズじゃなく、
代々木公園グルグルコースに戻しました。

というのも、裏町シリーズの良いところは、
目に映る初めての光景、その新情報に目も心も
奪われてるあいだに、
自分が走ってるってことも忘れて、
まあ、探検(フィールドワーク)とジョギング、
という、
文科系、体育会系の行為がいっぺんに出来る、
という長所がある。
あっという間に一時間が経つし、
結構な距離を走ることができるのが謎なんだけど。

でも、その朝はそこまで情報をいっぱい欲しくない気分、というか、
どっちかっていうと、自分の内面と向かい合って、
集中する時間が欲しいっていう気分だったので、
代々木公園のトラックをひたすらグルグルグルグルと
何周走ったのかも特に数えず、走っていた。

BGMはチャットモンチー。

で、まあ、頭の整理整頓をいろいろとしたかったんだろう、
仕事だとか、家庭だとか、
大人はいろいろと考えなくちゃいけないことが
山ほどあるのだ。

ひさびさに代々木公園を走ったんだけど、
ランナーの増加がハンパなかった。
去年は、数人って程度で快適だったんだけど、
もう、次から次へと増えていくいっぽう。
それに、なんだか集団でくっちゃべりながら
走る連中なんかも登場したりして。

まあ、あったかくなってきたから、
私みたいに、みんな外に出てくるようになったんだろう。



ハイ、そんで、日曜日。
ゆらゆら帝国二十周年記念の野音ライヴ。

まあ、いつ観ても最高なんだけど、
やっぱりチャットモンチーのとき感じたのと同じで、
アレンジよし、歌(唱)よし、歌詞よし、メロディーよし、
と、それに尽きる。

気分が普段よりも弱っていたのか、
坂本さんの、言いたいことを言う、
やりたいことをやる、って感じの
パフォーマンスと歌詞の内容に、
なんだか心を揺り動かされたなあ。
勇気を奮い立たせられたっていうか。

そうそう、それがロック、でしょ。

帰りは、代々木上原駅まで戻ってきて、
オシャレな飲み屋風ラーメン屋が最近出来て、
以前に一度、その焦がしラーメンっていうのを
食べてみたんだけどイマイチで、
それ以来、行ってなかったんだけど、
村上龍のカンブリア宮殿で一風堂の熱い社長が出てて、
実は一風堂系列ってことを知って、
じゃあ、焦がしじゃないフツーのラーメンは美味いに違いない、
と思って、
食べてみたら、やっぱりこってりトンコツで美味しかった。

カンブリア宮殿とか、WBSとか、
12チャンの日経がスポンサーの経済関連番組を
よく観るようになってるなあ、気がつけば。

若い頃は、いったい何のために、
こんな情報が生きるために必要なんだろう?
もっと、名画とか、良質なドキュメンタリーだとか、
音楽番組とか、サッカー中継とか、
そういう有意義な番組だけ流してくれよ、
なんて思ってたんだけど、
経済や、社会的な動き、政治とか、
すべてダイレクトに哲学や芸術や民俗とか歴史に
繋がってるじゃんかよ!って、
イジョーに広い視野を得たのが、
この30代中盤を過ぎてからだ。

毎回カンブリアのゲストの社長の
考え方や独自性なんかに触れると、
物凄く刺激を受ける。

なに、難しく考えることはない、
つまりはその参加するゲームの種類がなんであれ、
いかにサイコーのパフォーマンスをするかという、
知能ゲームなわけだ、ってことを体感できているからだ。


そんで、翌日っていうかきのうの夜は、
マンスリーで行われている細野さんを囲む夕べ@CAY。

CAYに場所を移してからなかなか行けなかったんだけど、
ようやくスケジュールが合ったんでフラッと立ち寄ってみた。

でも六本木でやってたときは、
会場内をフラフラと細野さんとか蓮くんとかが歩き回ってて、
気ままにタバコ吸いながら談笑したりできたんだけど、
会場内はギッシリとテーブル&イスが並べられてて、
ステージ近くにアーティストとその関係者、
そんで座席には一般のお客様、
で、後ろのちょこっとしたスペースの立ち見のところに
私みたいな怪しい音楽業界関係者、といった、
区分けがはっきりとされていて、
コミュニケーションが取れなかったのが残念。
ゴローさんとか細野さんとか蓮くんとか、
みんなと近況を話たかったんだけどね。

まあ、最後にサプライズゲストとして教授が登場して、
ユルいトークを細野さんとやったり、
生で教授のピアノが聴けたり、
蓮くんのヴァイオリンプレイを聴けたり、
それなりに楽しめた。


ここ最近思ってることは、
やっぱり、クレイジーさというか、
マックスに開放(解放)された感覚、
遠くまで行く意識(ドラッグの話してるわけじゃないよ)、
そんなものが、やっぱり大事なわけじゃん、
価値があることじゃん、
バランスは必要だけど、
フツーすぎるのは、
やっぱり退屈すぎるじゃん、
っていうこと。

普段、仕事だったり、
いろいろな人間に触れたりして感じてること。

で、そんな日常の中、
ゆら帝だとか細野さんとか、
一風堂の社長だとか、教授だとかに触れると、
やっぱり自分の中で眠らせていた、
違う感覚がフゥッと覚醒するのがよくわかる。

これこれ、これが大事、大切。


クレイジーな感覚、と、
社会で上手くサヴァイヴしていく感覚、
それらをバランスすることが、
芸術、ってことなんじゃないのか??

と、自分に問いかけてみる、この数週間は、とりあえず。
22 Apr

ワインについての非学術的、極私的考察(戯言)

ポートワイン(ポウトワインって発音が正しいかな)、
ポルトガルの甘ったるいワインです。
美味しくて、最近よく飲んでます。

あと、サングリア。
これもポルトガルだなあ。
20代前半にハマッて毎日飲んでたんだけど、
これも美味しくて、よく飲んでいます。

ヴェルモット。
すごい美味しいわけじゃないんだけど、
上のワインの親戚のようなもの。
これはフランス産。
甘い。美味しい。
よく飲んでます。

春が来たからなのか?
ラテン民族気質なのか?

効率的に酔っ払うために、
強いお酒を飲もうかなんて、
酒屋にズラーっと並んだ酒瓶を眺めながら
考えたりもするんだが、
最終的には、それらのお酒を買う。
なんていうか、葡萄から作ったのが美味しく感じられるのか。

昔、大学二年生のとき、
ひばりが丘で一人暮らしをしていた友達が
実家に戻るっていうんで、
二週間ほど部屋が空く、ってことで、
ひとり暮らしに憧れていた俺は、
学校が近くなるっていうのもあって、
地元の友達の車で最低限の荷物を運び込んで、
西武池袋線沿いの六畳一間で暮らしたことがあった。

で、そのときは聖書研究とかやっていたんで、
イエスがパンと葡萄酒だけで暮らしてたって
勝手に勘違いして、
本当にフランスパンと葡萄酒だけで生活してみた。

まあ、ポールオースターの貧乏生活実験みたいなのにも
興味があったからだと思うけど。

意外と何不自由なく生きていたと思う。
特に食への執着がないわけだし。

その憧れの一人暮らしは結局、
夜な夜な友達が大挙して押しかけてきて
朝までドンチャン騒ぎをするんで、
まともにひとりだった時間はわずかだったけど。


あと、大学2〜4年ぐらいの間は、
よく赤ワインを何杯か引っ掛けてから
学校に通っていた。
モジリアニだとかパリ左岸派とか、
ボードレールだとか、
パリの詩人や芸術家に憧れていたからだろう。

それはそれで、結構、ムダなイヤなこととかが
気にならないんで、
快適にキャンパスライフを送っていたと思う。

それで、初めて、
キオスクでワンカップ大関をあおってから
帰宅するリーマンのオッサンの気分がわかったっていうか。
大人の階段をひとつ昇ったわけだ。

あと、夜ヒットで稲垣なんとか(失念してしまった)っていう
ドラムを叩きながら歌う(雨は壊れたピアノさ♪の人だっけ?)
歌手がインタビューで、
意味もなく飲んで、
飲み続けたら、その向こうにどんな世界があるのだろう?
っていう、その好奇心、興味だけで飲んでる、っていう発言があって、
そんなのも10代後半の不安定で不敵な心に残っていたのだろう。


ワインの思い出。

別に凄く好物だったわけじゃないけど。
二十三ぐらいの頃、
友人と表参道あたりで
朝までボトルを何本も空けて、
店を出たら足に力が入らなくて、
みんな地べたに座り込んでヘラヘラ笑っていた、
という記憶。

あるいは、同じく朝まで何本も空けて、
友達の家でほとんど記憶もなく床に倒れこんで、
起きたら吐いて、
風邪を引きましたって会社に電話して
ずうっと気分が悪くなった記憶
(あれはきっとあんまり良くないワインだったに違いない。
それにお酒を飲んで吐いたのは生まれてからその時と、
あとハタチぐらいの時に吉祥寺でアホみたいに飲んで、
記憶が曖昧なまま、のんべえ横丁でぶっ倒れてて、
道を歩く見知らぬOLさんが、大丈夫ですか?って、
ウーロン茶をくれた時、の2回しかない)。


まあ、何を言いたいかというと、
お酒は日本酒以外、全部イケる、美味しく飲める体質だけど、
最近はワインが美味しく感じられるってことだ。
大人の飲み物なのか?
いや、大人になればなるほど、
お酒も食べ物も美味しく感じられるように
なってる気がする。

ワインの話をしてたんだっけ?
年を取る素晴らしさについてだっけ?

レナード・コーエンの年を取ること賛歌
(経験不足の若者に勝ち誇るスゴイ歌詞の)
を思い出したりして
(その曲を初めて聴いたのはハタチぐらいだったわけだけど)。


・・・まあ、そういうことだ。
何かしら、日常の精神活動に影響を及ぼしているに違いない、
あの葡萄から出来た赤い飲み物は。
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